2017年2回めのハゼ穴釣りはリベンジ決戦

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昨日のリベンジをすべく本日もハゼの穴釣りへ

2017年1月7日。
2017年2回めのハゼの穴釣りに行ってきました。


釣り場:秘密の花園
天気:晴れ
釣行時間:9時00分(潮位:127cm)〜12時00分くらい(潮位:169cm)(干潮:5:53〜満潮12:00 長潮)
釣果:マハゼ5匹(15・16・17・たぶん17・たぶん18cm)


竿:2.1m 道糸:PE0.8号+ナイロン1号 ハリス:0.6号 ハリ:秋田袖4号 オモリ:ナス1号 エサ:ベビーホタテ


ハリス3cmの胴付ミャク釣り仕掛け




昨日のハゼ釣りでマハゼのアタリがひとつもなかったことからハゼの穴釣りも終了かな?と思ったけれど、ボーズのままフェードアウトというのも気分が悪いので連日の釣行となりました。



「今日も釣れなかったら終わりにしよう」背水の陣で向かった秘密の花園。




いつもはボス猫のニャンキュッパがお出迎えしてくれるが、今日はナンバー3が迎えてくれた。

コイツは結構愛嬌があってよくしゃべる奴だ



今日は風がなく、波が立たないから穴がよく見える。

こんな好条件の日ってなかなかない



昨日は他の釣り人は誰もいなかったけれど、今日は遠くの方に常連がいるので釣れるかもしれない。


どうやってそれを判断するのかわからないけれど、常連って不思議なもんで釣れる時にいるんだよね〜


年齢的にインターネットを駆使して潮位とか風向きとかを調べてるわけでもないと思うんだけれど・・・




昨日の反省点として手前をばかりを攻めすぎたのかもしれないので、今日は少し沖めの穴を攻めてみようと思う。



常連は短い竿で手前ばかりを狙うし、現にそちらの方が釣れることが多いのは確かだ。


しかし、昨日と同じでは結果は見えている。


昨日の結果から手前はダメだろうというオッサンの素人判断で賭けに出てみた。


人間日々成長&チャレンジである。



正直、現場に到着寸前まで昨日と同じポイントで釣るかポイント移動するか迷いに迷っていた。


現場に到着するとイメージしていた移動先のポイントに黒猫がポツンと佇んでいたので、これは何かのメッセージだと直感し、クロネコポイントは止めて昨日と同じポイントにした。

やっと釣れた初マハゼ!

沖めを意識しながら数穴を探った後に触りくらいのわずかなアタリがある。


「来た!」


もうこの時期になるとマハゼのアタリ方も変わってきて、明確に重くグングン引くのではなくてエサを咥えるだけのアタリに変わってきている。


ダボハゼのアタリはいつもツンツンと小さく細かく突っつく感じ。


かたや、マハゼのアタリはカニがエサにくっついた時に似てるんだけれど、カニはその振動が一回で終わる事が多いのに対して、マハゼはエサをモゴモゴと咥え直している振動が伝わってくる。




確実にマハゼのアタリが来ているが、少し慎重になりすぎて長く喰わせていたらアタリがなくなってしまった。


ここで一瞬迷った。



このまま誘いを入れるか、一度入れ直すか・・・



下手に誘いを入れてハゼが警戒してスレたらどうしようもないので、ゆ〜っくりと仕掛けを上げて入れ直すことにする。



エサを付け替えて「今年の一匹目来てくれ〜!」と願いを込め、再びゆっくりと落とすとすぐにアタリが来る。



今度は早めにアワセると掛かった。


上がってきたのは抱卵した良型プリプリ太ったマハゼだった。

初マハゼ!!


17cmというサイズもこの釣り場ではスタンダードサイズだ



ハゼの穴釣りには珍しく釣り始めてから早い時間にマハゼが上がったので、今日は期待できるかもよ〜っとうれしいオッサン。



期待を込めて同じ穴を攻めると再びマハゼのアタリがある。


今度は一発で掛けた。


んが!ここでトラブル発生!!



穴からハゼを抜き上げようとした時に道糸が岩に引っかかってしまった。

すぐそこにハリ掛かりしているハゼが見えている



うげ!これは下手に引っ張ると糸が切れる。


糸が切れるのは良いとしても、ハリ掛かりしたままブラ〜ンとぶら下がったままの態勢ではハゼが死んでしまうだろう。なんとかしなければならない。


「これは行くしかない!」とクツと靴下を脱ぎ、腕と脚の裾をまくりあげて冬の海へ突入!



「冷てぇ〜〜!!」


何とかハゼを救出&ゲット。

海水よりも岩のほうが冷たかった


苦労した割には小さい・・・



寒中水泳で身を清め、身の引き締まる思いでハゼ釣りを続ける。



”もういないだろう”と期待薄で同じ穴に落とすと、またしても釣れた。


本日一番の小物15cm。夏ハゼなら大型サイズだがこの季節では小粒に分類



同じ穴からはサイズの大きい方から釣れるという仮説が今日も立証されたのでした。



野良猫でもそうだけれど、複数で生きている場合は一番強いやつが一番先にエサにありつくらしい。


だから一番大きくなるんだろうね〜




さすがにその穴はもう打ち止めだったので、次の穴に移動していると師匠が現れた。


やはり釣れるときには上手い人が現れるものだ。


新年の挨拶を交わし釣果を報告すると「お〜、この時期にここまで釣れれば大したもんだ!」と褒めてくれたのでオッサンも照れた。



遠くの常連を見ながら師匠が「やっぱりあっちの方も来てるね〜」と言っていたので、何で釣れる時が分かるのか聞いてみた。



潮はキチンとチェックするけど、後は天気と陽気と風向きで釣りに行くかどうかを決めるらしい。


現場では、潮流の程度と水鳥の種類と数とどこら辺にたむろしているかが大きな手がかりになると言っていた。


その他諸々も軽〜く説明されたが、もうここら辺の話になると長年の経験と勘がモノを言うらしく匠の世界である。


オッサン程度では理解できない話になっていた。




オッサンに気を使ってか師匠は別の方面で釣り始めた。



行き当たりばったりなオッサンも釣りを続けようと、何気なしに視線が岩場をかすめた時、視界に何か異質なモノが目に留まる。


ここらのボス猫”ニャンキュッパ”がとんでもないところから顔を出しているではありませんか!?

どこから登場してくるんだ!変なやつだ!!



朝から見かけないと思っていたけど、何であんなところから出てくるのか?


ハゼだけじゃなくて猫も岩の穴に住んでるんだ。


大自然の深淵を垣間見た瞬間なのでした。





ニャンキュッパ登場と同時にパッタリとアタリがなくなる。


マハゼどころかダボハゼのアタリさえ無くなった。


そろそろ潮の動きが緩やかになっているからか!?




目標の5匹を目指して粘るオッサン。


ニャンキュッパはオッサンの真後ろに陣取って、応援しているのかハゼをくれと催促しているのか、さっきから小声で「にゃ〜にゃ〜」鳴いてる。


しかし、釣れんもんは釣れん!




少々移動すると、いつもなら見逃してそうな場所にぽっかり空いている複数の穴を発見!


仕掛けを落としてみると、底は岩ではなく藻が生えているソフトな感触が伝わってくる。


「これはマハゼがいる!」


オッサンのつたない経験上、人間から見つけにくく、壁面に藻とか貝で覆い尽くされている穴にはマハゼがいることがほとんどでした。



直ぐにアタリは来なかったけれど、いつもより長めにステイしていると触りがあった!


きた!


次の触りでアワセると掛かったので抜き上げると本日最大のマハゼが上がった。

お〜!本日の一番が来た〜



すぐお隣の穴も同じような構造の穴で、やっぱりマハゼが上がってきた。

こっちもなかなかの大型




これで5匹。一応、目標達成だけどチョット頑張ってみるかな〜っとのんびりと釣り続けていた。




しかし、油断は禁物である。



ふと後ろを見るとニャンキュッパがこちらに尻を向けて何やらモグモグやっている。


ん?ダボハゼは釣れなかったからエサはあげてないんだけど・・・


嫌な予感がして少し離れたマイバケツを見ると、自作のフタが開いているではありませんか!!


やられた!と駆け寄りバケツの中を見ると5匹いたマハゼが3匹しかいない。


しかも一番の大物がいなくなってるぅ〜。まだ計測&撮影していないのに〜

勝手に取るな〜!ユー・ブレーキ・マイ・ハー!!


ニャンキュッパ防止用にわざわざフタを作ったのに〜、猫の頭脳以下のオッサンなのでした。


やっぱり猫は天性のハンターだった。




放心状態になっていると師匠がこちらに帰ってきた。


「潮止まりだね〜。もう止めだ!」


師匠のバケツには良いサイズのマハゼが5匹入っていた。


っていうかこの人、アッチの方でず〜っと釣りそっちのけで他の釣り人とオシャベリしてたよね?いつ釣りしてたの?



猫にハゼを喰われた旨を報告すると「こいつらうまいもんは分かってるんだよ。大きいハゼから喰ってくよ!じゃぁ!お疲れ〜」と爽やかに帰っていった。


チャチャっと来ては、サッサと釣り上げて去ってゆく。カッコいいのである。




いつもは釣れたハゼはリリースするけれど、今日はお年玉で集まっていた猫達に配ってあげた。


ニャンキュッパも催促してきたが「お前はもう喰ったろ!」とスル〜してやった。

ニャンキュッパ対策バケツの進化

帰宅し、すぐにニャンキュッパ防止対策を考えた。


んで思いついたのが、釣り上げたらすぐにサイズ測定&写真撮影してしまうというネコババ前提のトホホな対策だった。


フタとスケールにマジックテープ(正式名称は「ベルクロ」)を貼った


こんな感じの見た目もカッコ悪い仕上がり


スケールの重さがあるから今度は簡単にフタを開けられまい!という期待がないわけでもないが、これでもニャンキュッパなら絶対に開けるという確信は、ルパン三世と銭形警部に似た友情が芽生えているのかもしれない。




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