2017年10月11日。
2017年26回めのハゼ釣りに行ってきました。
釣り場:大井ふ頭中央海浜公園-しおじ磯
天気:晴れ
釣行時間:7時00分(潮位:149cm上げ8分)〜10時00分くらい(潮位:180cm満潮) 小潮
釣果:マハゼ144匹(9〜13cm)
竿:「清滝」2.1m
道糸:PE0.6号+ナイロン1.0号 ハリス:ナイロン0.6号 ハリ:袖1号スレ オモリ:自作Fe(鉄)オモリ。1号相当の重さ エサ:ベビーホタテ
ハリス3cmの胴付ミャク釣り仕掛け
先日の連休はいつものようにハゼ釣りに行ってましたが、見事に玉砕。
玉砕の原因は釣り場の選択ミス。
東京はここしばらく夏日の陽気で暑いくらいである。
こんな陽気にハゼの穴釣り場へ行ってしまい、当然ハゼは穴に入っていないので音沙汰なし!
この状況は予想の範疇だったけど、頭で理解はしていても「もしかしたら・・・」と釣り人特有のおめでたいマインドがトンチンカンな釣り場へと向かわせた。
その散々な結果はブログにUPした通りです。
本日も夜勤明けの平日釣行。
東京はまだ夏日和で、”これはチャンス!”とばかりに向かったのが大井ふ頭中央海浜公園の「しおじ磯」。
この夏に散々通った「はぜつき磯」や「夕やけなぎさ」は、水に立ち込んでのハゼ釣りという先入観がある。
もう夏ハゼシーズンも終了でウェーダーは仕舞い込んだので、今更出すのも面倒だ。
なので、立ち込まないで釣りができるしおじ磯に行くことにしました。
実は、連休にチラッとしおじ磯の様子を見に行った時に、岩にビッチリとハゼが張り付いていたのを見かけたのです。
ハゼが見えるからと言って釣れるとは限らないけど、姿が全く見えないよりは期待は持てる。
天気予報によると次の週末には涼しくなるらしいので、これがラストチャンスになるかもしれない。
別にハゼに罪はないのだが、連休玉砕の腹いせに八つ当たりじゃ!
大井ふ頭中央海浜公園に到着するとはぜつき磯、夕やけなぎさともにボツボツのハゼ釣り人がいた。
なんか釣れてなさそうだな〜っと横目で眺めながらしおじ磯に到着。
誰も釣り人がいない。
さすが平日だからか単純に釣れないからか・・・
見渡しても誰も釣り人がいないぞ
大井ふ頭中央海浜公園の一部である「しおじ磯」ですが、直線距離で400mほどの広さがあります。
そんな中で本日のオッサンのポイントは運河に立っている”作品”がある場所。
とても分かりやすい
このポイントは京浜運河からちょっと入り組んでいて、入江みたいになっています。
下見に来た時にここにビッチリとハゼがいたのでチェックしておきました。
「今日はハゼいるかな?」と、ハゼを散らさないようにそ〜っとのぞき込むと・・・
いるわいるわ!ハゼがビッチリといる!
あとはあのハゼ達が口を使うかどうかだ。
ハセがわんさと群れている
ちなみにこの作品名は「碧翔」というらしい。
「へきしょう」って読むのかな?
”Soaring(「舞い上がる」とか「上昇する」とかの意味らしい)”って副題がついてるから、まぁそんな感じなんだろう。
後ろから見たところ。アンデルセン童話の挿絵みたいなモニュメントだ
オッサンは一応美術系の学校を出ているが、どうもこの手の彫刻系は解せない。
作者のアクが強すぎて、先入観なく素直に覧ることができないのだ。
まぁいい。釣りの準備をする。
今日の竿は硬々調の「清滝」。
オッサンの所有している竿の中で一番硬い竿だ。
今日の釣りは、ハゼがエサを口にした瞬間を確認してからアワセる”見釣り”になる。
アワセる一瞬のタイミングが肝になるので、硬い竿でタイムラグなしに一気に勝負をかける作戦である。
硬い竿で一気にケリをつける
来シーズンまで使わないからと、しまっておいた「ナルシー1号(←ズックビク)」やカウンターも持ってきた。
今日のオッサンは本腰だ!
さぁやるぞ!っと意気込んだが、エサのホタテがまだ凍っていたので海水に浸して解凍する。
出鼻をくじかれたって感じだね♪
気を取り直して、さぁやるぞ!
ハゼ喰うかな〜っと、ちょっと心配しながら群れの真ん中に落とすと、群がるように喰ってきた!
まぁ、悪くもないサイズ
これはイケる!!オッサンの瞳孔が開く。
落とせばすぐに群がってくるのは、一番数が狙える7月後半の数釣り喰い方みたいだ。
サイズもクソもない!ハゼは数釣ってナンボのもんじゃい!!と完全に我を失うオッサン。
両手がフル回転する。
しかし、やはり夏と違うのがスレるのが早い。
一点で5匹ほど釣り上げると、まだハゼが近くにいるのに喰ってこない。
なので、すぐに別のポイントを狙う。一カ所で下手に粘らないように気をつける。
もう一つ、誘いは夏並みに5〜10cm動かして、というようにやるとハゼが警戒して喰ってこなくなる。
なので、数cm動かすとかその場でシェイクするなど、なるべく小さく丁寧な誘いをやると喰ってきます。
とにかく喰いは良いが、スレるのも早いので、群れのハゼ達がやる気のある内に手返しよく勝負を決めてゆく。
このハゼは口にどなたかのハリが刺さっていた。どんだけ喰い気があんだよ!
気になるのが目の前をしきりに通過してゆく工事用の船舶だ。
平日だからなんだろうけどやたらと通る。
船は大型だし、ここらへんは運河が狭いので波が大きく立つ。
オッサンは普通のズックで濡れたくないので、大きめの石の上に陣取って波をやり過ごす。
工事船がひっきりなしに通過してゆく
喰いは良いのでホタテエサはホンのちょっと付ければ十分だ。
ちなみにホタテひとつで64匹釣れたが(ヒモ部は使わず)、これは時速一束ペースの燃費だ。
もしかして時速一束いっちゃうんじゃないの?と期待するが、残念ながら最初の一時間で89匹でした〜
一時間でこれだけ釣れれば八つ当たりも満足じゃ!
最大サイズは12.5cm。もうちょっと大きいの来ないかな
素晴らしいのが、リリースサイズ(だいたい6cm以下)もダボハゼも一匹も来なかった。こんなの初めてだ!
久しぶりに集中したので少々休憩。
この喰いなら今日は200匹いっちゃうんじゃないの〜っと、いつもの羊かんを喰いながら妄想を膨らませる。
(今日は3時間の釣行予定)
ヨシ!続きだ!!っと意気込んだものの・・・
アレっ?さっきと全然違う・・・ちっとも喰わなくなったぞ。
全然喰わないというわけじゃないけど、ポツリポツリとしか釣れなくなった。
これは”釣りあるある”なんだけど、ついさっきまでの喰いが全然なくなってしまった。
どうやらサービスタイムが終了したようだ。
目の前には、まだかなりのハゼが岩にへばりついているのだが、全然エサに興味を示さない。
こういうときは、とにかく口を使うハゼを見つけるしかない。
絶対にどこかにやる気のあるハゼがいるはず・・・
一匹いればその周りのハゼが刺激されてエサに喰い付いてくるのだ。
その一匹はどこじゃ?
とにかくやる気のハゼを探して釣り続ける。
その一匹に周りのハゼが刺激されて喰うこともあれば、エサに近づいてきたハゼを追い払って安心するのか、その勢いでエサに喰い付いてしまう残念なハゼもいる。
さっきまでほとんど一カ所で釣ってたんだけど、少し移動すると30匹ほどビッチリとハゼがくっついている大きな岩を発見。
「喰えよ〜・・・」っとド真ん中に落とすとエサに群がってきた。
キタ〜!っと一気に10匹ほど釣り上げるとまたスレて喰わなくなってしまった。
しょうがないので今度は少し深場を狙うと本日最初のダボハゼが来た。
やっぱりいるんだ・・・
深場を探ってみても、時折ハゼは上がってくるがやはりポツリポツリっといった感じ。
ちょうど良さそうな穴を発見したので穴狙いをしてみると、小さなアタリで上がってきたのが・・・
メタブ
もう終了かなっと思っていたら、ある事件が発生!
根掛かりでどうしても外れなかったから、道糸を切る要領でまっすぐに引っ張ったら「ピチ!」といつもと違う音がして竿先からPEの道糸ごと外れた。
ん?リリアンから抜けたのかな?と思って確認すると・・・
「清滝」の売りである回転リリアンごと抜けてました!
なぬ〜!何でこんな所から抜けるんじゃい!!
たぶんPEラインが引っ掛かっていていたんだろうね。
いくら0.6号って言ってもPEラインってすごく強いから、回転リリアンの接着部が耐えられなかったらしい。
これが普通のナイロンラインだったら抜けることもなかったろうに・・・
なんでこんなところから抜ける?
まぁ、オッサンは常々回転リリアンの効果に疑問を持っていたから別にいいんだけどサ!
普通にリリアンをつければ済む事で、清滝の性能がこれで100%活かせるとポジティブに考えることにしよう。
という訳で、納竿する理由が出来たので本日は終了。
3時間で144匹と八つ当たりし過ぎた感はありますが、予想以上に釣れて楽しかったデス。
ビク内も賑やかだ。ナルシー1号にも入り切らない感じ
最大サイズは13cm
今日は最初の一時間のサービスタイムをモノにできたから数が伸びましたね。
これだけ伸ばせるのも暑かった陽気のおかげからかな?
これから涼しくなると、こうはいかないだろうなぁ〜
清滝のリリアンは帰宅後すぐに新しく付けました。
回転じゃなくなったから少しは軽量化したかな?