2017年8月11日。2017年夏シーズン13回目のハゼ釣りに行ってきました。
釣り場:大井ふ頭中央海浜公園-はぜつき磯天気:雨時々曇り釣行時間:6時30分(潮位:197cmほぼ満潮)〜8時30分くらい(潮位:180cm下げ2分くらい) 中潮釣果:マハゼ171匹(6〜12cm)
竿:「そよ風」2m
道糸:ナイロン0.8号 ハリス:ナイロン0.6号 ハリ:袖1号スレ オモリ:自作Fe(鉄)オモリ。1号相当の重さ エサ:ボイルベビーホタテハリス3cmの胴付ミャク釣り仕掛け
東京地方は梅雨明けしてから3週間ほど経っているが、曇りや雨などイマイチな天気が続いている。
よっぽど梅雨明け前の方が夏の天気らしかった。
コレを書いていてふと思ったんですが、『天気が悪い』とは、たぶん雨降り事を言うんだろう。
逆に『天気が良い』とは晴れを指すんだろう。
っということは、雨は悪で晴れは善という意味か?
リアリー??
人によって善悪の基準は大きく違うが、天気もまたそうだ。
ある人にとっては雨が降ると空に向かって石を投げつける状況でも、他方にとっては雨乞いの舞を踊るくらいに雨を求めているということもあるだろう。
釣りは一般的に曇りもしくは雨の方が釣れるとも言われますが、雨の中、釣り糸を垂れるのは気分がダウナー傾向になるのは否めない。
釣れるが雨降りor晴れてるがイマイチな釣果。
どちらをとるかは難しい問題である。
んで朝起きたら雨が降っていた。
今日は寝てよう!と雨音を聞きながら迷っていたが、「今日からお盆休みに突入だし!二度目の山の日だし!!」と起きる理由をこじつけて仕方なくノソノソ起き出した。
しかし山の日は迷惑である。
お盆休みがある8月になんでわざわざ祝日作るねん!?
オッサンの勤めている会社は、例年お盆休みは少しズレて施行されていた。
たった数日のズレたけど、狂ったように混雑する高速道路や観光地を避ける事ができていた。
んがしかし!今年は大多数の企業がそうであるように一斉に同じ休み期間になり、オッサンの会社も右へ倣えになった。
有給休暇を消化することを義務付けている大企業なら、山の日とお盆の間を有給で埋めて大型連休ワイハへGo!となるが、オッサンのような零細企業勤めは有給すらまともにとれんのじゃ!
国は大型連休化の経済効果を狙っているようだが、んなもんは一部の勝ち組だけの話であって、大多数の国民には歯抜けの休日なんぞ無意味で迷惑な話である。
んなことは祝日のない6月にしてくれ。
「川の日」でも「空の日」でも「釣りの日」でも何でもいいからサ!
という愚痴は飽きたのでもうヤメ。
霧雨が舞う中、愛車でハゼ釣り現場へ向かう。
結構寒い!それもそのはず上着はウィンドブレーカー装着だが、下は短パン&サンダルの立ち込みスタイルだから。
「これで水が冷たきゃ〜風邪ひくな。マジで・・・」
いつもの橋から現場の大井ふ頭中央海浜公園-はぜつき磯が見えてくる。
ん〜?オッサンの指定席に何人かのハゼ釣り人がいるぞ!
まぁ、あそこなら多少の雨は避けられるからなぁ〜。
オッサンの指定席にハゼ釣り人が・・・
一応、入れる隙間がないか確認したが、残念ながら何人かの後期高齢者達が陣取っていて入れそうもない。
釣り場は早い者勝ちだからしょうがない。
早起きで高齢者に勝てるはずもなく、別の場所を探すが、いかんせん今の時間帯は潮がほぼ満潮で、潮位も高いもんだからどこでも立てるわけではない。
大きい岩の上に登るしかなく、各々のマイストーンを見つけてはよじ登って釣り糸を垂れている状況だ。
オッサンも顔なじみの常連さんの隣にマイストーンを見つけて陣取る。
ハゼ釣りは各自のストーンで
ウェーダーを履いていれば多少は無理がきくがストーンにはかなわない
オッサンのマイストーン
本日の釣れ具合を聞いてみるが「アタリはあるんだけど、小っちゃいネ〜」とのことだった。
確かに!
指定席方面ならサイズも期待できるが、今立っているポイントはサイズが期待できない場所である。
一応、タイムアタックをやってみる。
期待薄での一投目。
水深は1m以上あり、オモリが着底するまで数秒かかる。
深い上、岩に乗ってるもんだから竿は下に向ける角度になる。
オッサンはいつも水に立ち込んで釣りをしています。
水に浸かって気持ち良いからというのと、フナムシがちょっかい出してくるのを防ぐという理由がありますが、他にも訳があります。
竿を構える角度が水平よりも上になるのでアタリが取りやすいし、アワセも素早く出来ます。
竿の握り方やその人の好みにもよりますが、オッサン的には竿は水平よりも上を向いた角度が釣りやすいです。
少々苦手な角度での釣りになるが、立ち込める水深じゃないからしょうがない。
一投目は音沙汰なし。
二投目は着底と同時にアタリあり!電撃フックで仕留めたのは予想通りの唐揚げサイズ。
まぁ、ここではこのくらいがスタンダードだよね
今日はハゼの群れを見つければ結構数は稼げるが、上がってくるハゼのサイズは言わずもがなである。
逆に群れを外すと全く音沙汰なしということは、群れていない野良ハゼが少ないという、これからの季節に則した状況である。
どこでも落とせばアタるという7月の釣りではないので、オッサン好みなシーズンになってきた。
しかし、上がってくるハゼが同じサイズばかりでドラマがない。
通常ならばすぐに場所移動だが、他に移れる場所もない。
今は満潮を挟んでいる時間帯なので、劇的に潮が動いて釣り場が変化してゆくというわけでもない。
今日はこのまま我慢の釣りになる。
たま〜にこれくらいのサイズも上がるが数える程度だ
くすぶりながら釣りをしていると釣り船が通り過ぎる。
いつもなら避難しながらブツブツ文句をたれるところだが、今日は岩の上だし濡れても膝下程度なのでそのまま釣り続ける。
水深があるからか、今日は船が来ても釣れ具合に変化はない。
何のドラマもなく一時間が終了し74匹とこれまたドラマにならない釣果である。
サイズも数もパッとしない
残念ながら今日は相棒の羊かんを忘れてしまった。痛恨のミス!!
エネルギー補給なしの休憩を余儀なくされながら熟考する。
サイズはともかく数が伸びないのは、水深が深いというのが要因だと思う。
いつもなら着底まで1秒かからないが、仕掛けを落としてから着底するまでに数秒かかるのだ。
「それくらいで変わるか?」と思われるかもしれませんが変わるんです!
これはミャク釣り仕掛けでカーブフォールさせている場合の話ですが、着底の様子をよ〜く注意しながら観察してみてください。
オモリは着底するとすぐに静止するわけではなく、惰性でオモリがズレるのです。
着底時の竿先を凝視していると、着底してから竿先がピョン!と跳ね上がるのが分かると思います。
このピョン!がいけない。
着底と同時にヒット!のアタリがとれない・・・
喰い上げが多く、アタリがとりにくい。※喰い上げとは:魚がエサを下から上へ向かって喰うさま
ボトムにへばりついているハゼが”喰い上げ”というのも変な話と思うかもしれませんが、ハゼって結構底から離れてエサを喰います。
喰い上げのアタリは振動として手に伝わりにくい⇒アタリに気づかずにハリを飲まれる⇒針外しを使ってハリを外す⇒余計な時間がかかる
という訳で時速が伸びない。
まぁ、竿先をしっかり見てればアタリに対応できますが「タッチハゼング」なんてもんをやっちゃってるし、キョロキョロよそ見しながらハゼ釣りしてるもんで・・・
何で喰い上げ現象が起こるのかというとオッサンの仕掛けに関係します。詳しくは↓
オッサンの仕掛けの核心部分の話になるんですが、エサが底についなく、浮いているんです。
多くのハゼ釣り仕掛けはエサは底にベタ付きですが、オッサンの仕掛けは胴付きなのでエサが浮いてるんです。
浮いてるといっても1〜2cm程度ですが、エサを浮かせることによって水中で漂いやすくなり、それだけでも効果的な誘いになっています。
もう一つはハリ掛かりしやすいんです。
ハゼは浮いたエサをくわえて下に降りようとするので、その時に半自動的にハリ掛かりします。
↑この情報はお盆記念ということで、今日はちょっとサービスしちゃったかな〜
ハゼのホットスポットへの狙いがズレる。
当然、深ければ深いほど同じスポットに落とすのは難しくなりますわな〜
これは釣り人の技術の問題なので精進しましょう!
という訳で水深があるとハゼ釣りも少々レベルアップするというお話でした。
考えた所でハゼのサイズアップが望めるわけでもなく、そのままくすぶるハゼ釣りを続ける。
先程の一時間と違う点はハゼの群れがいるホットスポットを把握している点のみであるが、一ヶ所で釣れるだけ釣ると次のスポットへという感じで、オッサンの立っている場所から狙える5ヶ所のスポットを順番に攻めてゆく。
狙う場所が決まってるからサイズは相変わらずだけど時速だけは伸びてゆくが、オッサンは一カ所にジ〜っとしているのが苦手なもんで2時間でギブアップ。
2時間で171匹という釣果でした。
喰い上げ時に釣れたハゼさん達はハリをゴックンしている率が高いので、針外しを使用するため昇天してしまいます。
釣り上げてハリを飲まれていると心が痛みます。本当にごめんなさい・・・
結構昇天しているハゼも・・・申し訳ない!
しかし、この天気はいつまで続くんだろう・・・
たまには晴れても良くってよ!