2017年6月11日。2017年夏シーズン最初のハゼ釣りに行ってきました。
釣り場:大井ふ頭中央海浜公園-はぜつき磯天気:曇り釣行時間:6時00分(潮位:189cmほぼ満潮)〜10時00分くらい(潮位:60cm下げ7分くらい) 大潮釣果:マハゼ116匹(6〜10cm) ベビーハゼリリース多数 ダボハゼ:2匹
竿:「そよ風」2m(最初の一時間だけ2.1mの「清滝」を使用) 道糸:ナイロン0.8号 ハリス:ナイロン0.6号 ハリ:袖1号スレ オモリ:自作Fe(鉄)オモリ1号相当 エサ:ボイル桜えび/ベビーホタテ
ハリス3cmの胴付ミャク釣り仕掛け
待ちに待った2017年夏シーズンのハゼ釣りが始まりました。
いよいよと来たか〜!のハッスル気分半分、今年はヤバイんじゃね?なマイナスイメージが半分。
っというのも、テナガエビ釣りをしているとデキハゼの稚魚やもうちょっと成長したマハゼを見かけるんだけれど、今年はほとんど見ることがなかった。
マハゼがいないのである。
さらにはハゼの常連達から「今年はヒドイね!」という噂もチラホラと聞こえてくる。
まぁこればっかりはやってみないことには何とも言えないが、オッサンはネガティブ人間なので、ダメな前提でやってみたら「予想よりは良かったじゃん!」と思いたいので期待薄でいることにした。
オッサンも高齢化のせいか朝5時前に自動的に目が覚めた。
横でグ〜グ〜寝ている子どもたちをうらやましく思いながら、ゴソゴソと出かける準備をする。
約一年ぶりに戦闘服(ウェーダー)に脚を突っ込むが相変わらずゴム臭がしてくる。
まぁいい!出発だ!!
本日は少々涼しいのでウェーダーを着ていても暑くはない。
早くハゼの様子が見たいので自転車は立ちこぎだが、ウェーダールックのオッサンが自転車立ちこぎというのも怪しい絵である。
いつもの橋から本日の釣り場「大井ふ頭中央海浜公園-はぜつき磯」が見えてくるが、予想よりも釣り人が少ない。
「今日は大潮で時間帯も悪くないので、もっと釣り人がいると思っていたんだけど・・・」
あまり釣り人がいない「はぜつき磯」
嫌な予感を抱きながらオッサンの指定席となっているポイントへ到着。
釣り人少ないな〜
こちら側なんて誰もいない・・・
釣りの準備をしながら他の釣り人の様子を見るが、竿が上がらないな〜
そんなにダメなのかな?っと水面をのぞき込むとピピッ!っとマハゼ達が逃げてゆく。
「まだ小さいけど結構いるじゃん!」
10cm前後の唐揚げサイズもチラホラと見えたので不安が一気に解消した。
「これなら釣れる!!」オッサンは確信した。
到着した時がちょうど満潮時だったので水位はかなり上がっている。
干潮よりは満潮時の釣りの方が何となく良い気分
本日は二つのお試しがあります。
ひとつは自作したFe(鉄)オモリが使いものになるのか?
心配はハンダ付けした部分が取れないかどうか・・・
もう一つはNewロッド「清滝2.1m」のインプレッションでございます。
果たして理想の竿となるのか?
釣り場に来たら結構寒いのでウェーダー装着で良かった〜
今年は使用前にチェックしなかったけど浸水しないだろうな?
2017年夏シーズン開幕を記念してエサは豪華にボイル桜えびも持ってきました。
桜えびを使えば釣れないことはないだろう
時計のタイマーを一時間にセット&ゴー!
緊張の面持ちで仕掛けを投入!
夏シーズンの始まりでござる。
この「清滝」という竿は”硬々調”の調子で、オッサンもまだ慣れていないもんだから柔らかい軟着陸というわけにもいかず、ゴン!とオモリが着底した。
まぁいいや・・・アタリに集中するが全く音沙汰なし!
アレ?っと思いながら3回ほど誘いを入れてみるが生体反応なし!!
ムムム・・・やはり今年は厳しいのか!?と思いながら、別の岩場の縁に仕掛けを落とすと待望のアタリが来て、今シーズン初のマハゼがあがってきた。
ありがとう!第一号!!
ホッ!として全く同じポイントを攻めるとすぐにアタリが来る。
まぁ今の時期はサイズ的にはこんなもんでしょ!
時にはこんなサイズもあがってくる。即リリース!
普通に釣れるのでオッサンの心配はすっかり解消した。
どこに入れても爆釣というわけではないけれど、丁寧にハゼのいるポイントを探って、そこに集中すればちゃんと釣れるのだ。
大体一ケ所で5匹〜8匹くらいの連打で、リリースサイズばかりになったり、アタリがなくなったら次のポイントを探ると言う塩梅だ。
本日の一番船が通過し、波が立って砂が巻き上がり、やはり釣れなくなる。
「もう船が動き出す時間か・・・」
先程の釣れ具合という訳にもいかないがポツポツとは釣れてくる。
程なく一時間のタイムアタックが終了。
最初の一時間で49匹と微妙な釣れ具合でした。
ハゼが小さいからビクの中もスカスカだ
これからしばらく船が通過する時間だから休憩がてら作戦を練る。
まずはFe(鉄)オモリは全く問題ない。
今まで使っていた鉛のオモリと同じ感覚で使えるし、根掛かりして仕掛けをロストした時もハンダ付け部分でとれることなく、(無事に)道糸から切れたので強度もバッチリだ。
ただ、オモリをロストすると製作時の苦労が走馬灯のように巡り、ガックリと落ち込む。
鉄なのですぐに錆びるため、使い終わったらすぐにケースに入れた水道水に投入する。
現在はすっかり見なくなったカメラのフィルムケースがちょうど良い
問題は竿の方である。
やはり「硬々調」という竿は硬すぎた。
道糸を緊張させている時のちから加減がタイトすぎて、ちょっとちからが入るとオモリがズレてしまう。
一番気になったのは、ハゼを釣り上げて手元に来る間に、硬い竿に弾かれて暴れるハゼが取れてしまうことが多々ありました。
オッサンが使っているハリがスレバリだから余計にハゼが落ちちゃうんだろうけど、いつもの柔らかい竿だったら暴れる振動を吸収してゲットしてたろうに・・・と思うこと多数。
しかし、硬い竿を使ってみて思ったけれど、釣り上げた魚って暴れるがあながち無駄な動きでもないんだな〜
中にはブラ〜ン・・・と脱力したままであがってくる無抵抗主義の魚もいるけど、最後まで抵抗すれば脱出の可能性がないわけでもない。
釣り上げたこちら側からすれば”ここまで来て逃げられるとは!”と悔しいのだけれど、魚側からすれば「釣られる=人(魚)生終了」ということなので必至なのだろう。
オッサンももし命がかかった場合は、往生際悪くするべきだということを今回のハゼから学んだ。
っという訳で、残念ながら「清滝」は二軍落ち決定!
ハゼの穴釣りにでも使えるかな?というポジションになりました。
何故なら、穴釣りではハリ掛かりしたまま根に潜られると抜けないことがり、硬めの竿で一気に勝負をかけたほうがあがってきやすいからです。
最近仕事がハードだったため、お疲れ気味なオッサンはドーピングの『キューピーコーワαドリンク』を一気飲みする。
「ファイトぉ〜!いっぱぁ〜つ!!」というノリは違うが・・・
飲んでるそばから下半身が熱くなってきて、立ち上がると腰が引けてくる・・・というギャグは好きではないけれど、胃袋が熱くなってきた。
熱い胃袋を落ち着かせるために定番おやつ「練り羊羹」も食べてみたが、食合せらしく早速お腹が痛くなってきた。
キューピーコーワとは相性が良くないみたい
トイレは遠いし、そもそもウェーダーを着込んでいるから用をたすのも一苦労なので、腹痛を忘れるためにいつもの愛竿「そよ風」の準備を始める。
現時点で一番手の竿「そよ風」
腹痛も治まり、運河も落ち着いてきたので釣りを続ける。
さすが2シーズン使い続けた竿である。
手が動きを覚えていて、懐かしい感覚が蘇ってくる。
エサを喰わせている時の加減が絶妙で「やっぱり違うもんだな〜」と改めてミャク釣りの名竿たる所以をしみじみ感じた。
強めのアタリでアワセると、ズッシリと重さが伝わり、あがってきたのがコイツだった。
本日一番の重量感だったが、いらんもんはいらん!
竿を変えるとハゼの様子が手に取るように分かるようなった。
今ハゼがエサをくわえてジ〜っとしている。小さいハゼがエサに群がってる。ちょっと大きめのハゼが来ている。
等々、やはり繊細な竿というのは違うもんだ。
竿をチャンジしてから一気に釣りが面白くなりアッという間にエサがなくなった。
本日はシーズン初ということで4時間の長丁場になりました。
釣果116匹と予想を覆す良い釣れ具合でした。
これくらい釣れれば満足
型も大きいヤツで10cm弱といったところ
どこに入れても釣れるというわけではないが、オッサン的には入れ食いはつまらないので、しっかり探り→ハゼのホットスポットを見つけて釣る、という本日のような釣りのほうが楽しいと思いました。
まだ型は小さいけれど、数はそこそこあがってくるので、しっかりとやることをやれば釣れます。
2017年、今年も楽しめそうだ!!
帰り際、「夕やけなぎさ」に寄ってみたら結構な釣り人がいた。
こちらの方が釣り場の光景的には良いからね〜
昨シーズンはなかった立て札。「はぜつき磯」じゃない気がするが・・・年々規制が厳しくなっていくなぁ
「清滝」に悪いイメージを持たれたかもしれないですが、あくまでオッサンの仕掛けと釣り方との相性が合わないだけで竿自体に問題があるわけではありません。
基本的な性能は良いのだから、もし「清滝」をハゼ釣りで使う場合は、晩夏の大きめのハゼ狙いで、ハリ掛かりから一気に勝負をかけて数を伸ばしたい時には有効だと思います。