2017年6月24日。2017年夏シーズン3回目のハゼ釣りに行ってきました。
釣り場:大井ふ頭中央海浜公園-はぜつき磯天気:晴れ釣行時間:8時00分(潮位:109cm下げ5分くらい)〜11時00分くらい(潮位:-7cmほぼ干潮) 大潮釣果:マハゼ75匹(6〜15cm) ベビーハゼリリース多数
竿:「そよ風」2m 道糸:ナイロン0.3号 ハリス:ナイロン0.6号 ハリ:袖1号スレ オモリ:自作Fe(鉄)オモリ1号相当 エサ:ボイル桜えび/ベビーホタテ
ハリス3cmの胴付ミャク釣り仕掛け
本日は夜中まで仕事だったので、代休をとって土曜日のハゼ釣行となりました。(オッサンの会社は零細企業なので土曜も仕事である)
本来なら夜中まで仕事をしていたので泥のように眠るところだが、事前に潮位をチェックすると大潮&午前中は引き続けるという潮加減だったので”とある目標”をたててハゼ釣りをしようと思った。
この目標を実行に移すにはまだひと月は早いと思ったけれど、数を狙う早朝からのハゼ釣りはとてもできそうもないので、ダメ元で狙ってみよう&「もしかしたら・・・」という期待がないわけでもない。
7時に起き出して半分寝ながら釣りの準備をして出発。
もちろん戦闘服(ウェーダー)着用であるが、思っていたよりも暑くて自転車を漕ぎながら汗だくになる。
いつもの橋から現場を見るとハゼ釣り人は少ない。
今日は大潮で悪くないと思うんだけど、この時間だと船が動き始めているので常連達は帰ってしまったかもしれない。
やはりこの時間になると数釣りは厳しいか・・・
本日の現場はいつもの指定席ではなく、オブジェ『遠くが見たい』前である。
というのも本日の狙いはハゼの数釣りではないからだ。
ベンチ兼荷物置きの多機能型オブジェ「遠くが見たい」
ドンドン潮が引いているので潮が動いているからそこそこ釣れてるのかな?と周りの釣り人を見るが全然竿が上がらない。
ムムム・・・厳しいのか。
まぁハゼがいるポイントを見つければ大丈夫だろう!といつものように気楽に考えていた。この時までは・・・
全然竿が上がらないが・・・
釣りの準備をしていると運搬船が通ってゆく。
そう言えばこの先で護岸工事をしているので、今年はこんな感じで例年以上に船が行き来するんだろう。
釣り人には迷惑であるが、四方を海に囲まれ、地形的にも河川が急勾配な日本は、治水事業は国の優先事業であるというのを以前の仕事で学んだ記憶があります。
護岸工事がこの釣り場の近くに及ばないことを願ふ
今日もエサはホタテとエビの海鮮丼コンビ。
オッサン的にはホタテの方が好み
まずはエビエサから始めます。
エビの付け方は真ん中あたりに適当に刺す
タイマーを一時間にセット&ゴー!期待を込めて第一投。
・・・
・・・・・
・・・・・・・
あれ?全く生命反応なし・・・
仕掛けを入れ直すと、いきなりの根掛かりで仕掛けをロスト。
さすが道糸0.3号だ!根掛かりするとロスト率は100%である。トホホ・・・
ひとつもアタリなく仕掛けを作リ直すハメになり、ブツブツ海に文句を言いながら作業する。
数分後ハゼ釣り再開。
んで今日のハゼ釣りが如何に厳しいかを理解する。
アタリが明確ではないのだ。
コツ!とかいきなり引っ張ってゆくとかではなく、ハゼがその場で居食いしているらしい。
しかも誘いをしっかりと入れないとハゼが口を使ってくれない。
敵がその気ならこちらもその方向の釣り方をする。
いつもより道糸を強めに張るとともに、竿尻を包み込むように握るが指は軽く竿に引っ掛ける程度にしてアタリの邪魔をしないようにする。
大体いつもこんな握り方をしているけれど、今日はいつも以上に敏感に察知できるように気を使って握る。
ハゼがエサをくわえた極小なアタリを逃さないようにするのである。
すると小さなモァ〜ン系のアタリで本日第一号が上がってきた。
やっと第一号が釣れた!
これが続けば今日は厳しいぞ!
先程から取っ替え引っ替え、釣り人がハゼを求めて近くで釣り糸を垂れるが「全然アタらないよ!」とすぐにいなくなってしまう。
オッサンはミャク釣りなので何とかこのアタリが取れるけど、いくらシモリウキでもこのアタリは取れないんじゃないかな〜
まぁ上手い人は取るのかもしれないけど・・・
それにしてもアタリ自体が少ない。
ハゼのいる場所を探して一匹一匹拾っていくしかない。
一時間のタイムアタックが終了してやっとこさ25匹が精一杯。
スミマセン。全然ハゼが見えないですね
今日は寝不足とハゼとの神経戦で一時間でグッタリと疲れた。
こんな時に限って痛恨のミスに気づく。いつもの定番おやつ「羊羹」を忘れた。
エネルギー充電出来ないままで、釣りを続ける。
今日はエビエサを多く持ってきたが、ホタテはひとつしか持ってきていない。
”その時”のためにホタテを温存しておく。
エビはエサ付けに手間取るので、できれば早くホタテを使いたいのだが、まだ使ってはいけないと自分に言い聞かせる。
しばらく釣り続けるが、相変わらず釣れ具合は変わらない。
もしかして今日はこのままで終わりなのかもしれない・・・
否!まだ潮加減&時間的には望みがある。
”その時”が来ると信じて我慢の釣りが続く。
潮がかなり引いてきている。
大潮の干潮時はここまで潮が引く
ふと釣れてくるハゼに変化が出てくる。
今までは10cmまでがせいぜいだったけれど、10cmオーバーがチラホラと上がってくる。
さらに落とせばすぐにアタたってくる。
今までとは明らかにハゼの型と釣れ具合が変わってきた
オッサンのカラータイマーがピコーン!ピコーン!と鳴り始める。
これはキテイル!
すぐにエサをホタテにチェンジする。
アタリが頻繁に出てハゼが大型化してくる。
そしてついに”その時”が来た!
わずかな触りのアタリで電撃フッキングを入れると、グン!と柔らかい竿がしなり重量感が伝わってくる。
竿が半月になり、ヒュンヒュンと音を立てる。
獲物の姿はまだ見えない。
ヒザを曲げて腰を落とし、竿を垂直に立て、今シーズン初の対大型用の姿勢になる。
奴がしばらく横走りしてやっと姿を見せた。
ヒネハゼだ!!
これを待ってたんだよ〜
釣り上げたヒネハゼを必要以上に強く握りしめ、陸に上がって記念撮影。
15cm。この釣り場では最大クラス
越冬した二年ものの大型ハゼ。13cm以上はヒネハゼと分類してもいいと思います。今回釣り上げたのは15cmなので、まだ6月のこの時期を考えると、どう考えてもデキハゼ(今年生まれたハゼ)の一番子でもないでしょう。
2匹目のどじょうならぬヒネハゼを狙いましたが、今日はこれ一匹だけでした。
一回だけ、ヒネハゼクラスの引っ掛かりはありましたが外れました!残念!!
本日の釣果は3時間で75匹と数的にはトホホだったのですが、目標のヒネハゼが上がったので満足でした。
この一匹のために移動したいのを我慢して、「遠くが見たい」前でひたすらに粘っていたのです。
以前にもこのブログに載せたと思いますが、大潮の干潮間近の時にこのオブジェ前ではヒネハゼガ釣れることがあります。
まぁ狙うにはあまりにマゾ過ぎるのでオススメしませんが・・・
あのズッシリ感はやみつきになりますよ〜