2016年11月20日。2016年26回目のハゼ釣りに行ってきました。釣り場:東京都大田区森ヶ崎公園裏天気:晴れ釣行時間:8時00分〜10時30分くらい(満潮:9:52〜干潮:15:17 中潮)釣果:マハゼ5匹(13cm〜14.5cm) ダボハゼ多数:捨てた 【今シーズン総釣果:2,150匹】
竿:2.1m 道糸:PE0.6号&ナイロン0.8号 ハリス:0.6号 ハリ:袖1号 オモリ:ナス0.8号 エサ:ボイルベビーホタテハリス3cmの胴付ミャク釣り仕掛け
季節は巡り冬となり、夏場の忙しかったハゼ釣りも”穴釣り”という様相に変わって静かな釣り物に変わってゆく・・・・・
んが、しかし!もうちょっと釣れてもいいだろ!
前回に引き続き、ハゼ釣りの釣果が5匹はないだろ!!
っという訳で、今回もトホホなハゼ釣りとなったのですが、”一応”ハゼ釣りに行ったのでここに記録として残しておきます。
今回も「森ヶ崎公園裏」のちょっと変わった風景の釣り場。
詳しくは前回のハゼ釣り釣行記でどうぞ!
本日はお日柄も良く、気温も暖かいのでたくさんのハゼの穴師がいるだろうと思ったら誰もいなかった。
釣れる釣り場にはたいてい地元民がいるはずだが、誰もいないということは・・・・・既に嫌な予感しかしなかった。
ここまで愛車「ダボハゼ壱號」(ママチャリ)を飛ばしてきたんだからと、ハゼ釣りの準備をする。
全然関係ないが、オッサンの自宅からこの釣り場までは3つしか信号が無かった。
郊外ならともかく、端っこだが一応都心に位置する大田区内で自転車30分の道のりを信号3つってどうなんだ?
そんなことはまぁいい・・・ベンチに座ってハゼ釣りの準備をしていると、勝手にハトが集まってくる。
「エサないんですけど・・・」と無視をするが、一匹のスズメが目の前に来て可愛くさえずるではないですか!
人見知りをしないらしく、すぐ目の前に来てやってるもんだから思わずおやつの煎餅をあげてしまった。
孤独な老人が公園で野鳥にエサをやる気持ちが分かるな〜マジで
しばらく”ピ〜ちゃん”(←勝手に名前を付けた)と戯れる。ハトは無視だ!
あまりに可愛いので「今日はこのままハゼ釣りしなくてもいいかな〜」っと思っていたら、ピ〜ちゃんはお腹一杯になったらしくどこかへ行ってしまった。
しょうがないのでハゼ釣りを始める。
水が澄んでいるので穴がはっきりと見える。
さぁ〜どの穴から始めようかな?
適当な穴に仕掛けをスルスル〜っと落とし込むとツンツン!とアタリが来る。
即アワセを入れると思った通りダボハゼがあがってきた。
まぁ、いきなりマハゼは来ないわな〜
ダボハゼとはいえ、一投目からあがるのは幸先が良いスタートだ。
前回のようにダボハゼ目当てのコサギはどこかにいないかな?っとアタリを見回すがどこにもいないので、ダボは海へお帰りになられた。
気分良く釣り糸を垂れ、アタリはそこそこあるのだがダボばかりだ。
今攻めているポイントは森ヶ崎浄化センターの排水口がある付近で、たぶん鳥が中に入らないようにやっていると思うんだけれど排水口には常時シャワーが出ている。
その水音が何となく心地よくて、目をつぶると源流でヤマメかイワナでも釣っている気分になる。
シャワーの音がずっとしている排水口
しかし現実に釣れるのはダボハゼばかりで、周りの景色は旅客機飛び交う都会の風景だ。
ダボハゼばかりで一時間が経過。
いつの間にかお隣りにいたもう一人の老穴釣り師も全然釣れていない様子。
釣れなくてヒマなもんだからその老師の釣りを眺めるが、玉ウキ釣りだったりミャク釣りだったり取っ替え引っ替えやってる。
しかも狙うポイントがすぐ足元だったり、穴ではなかったりとハゼが居そうもないところに仕掛けを入れている。
オッサンはそれを見ながら「う〜ん、どうでしょう!?」っとミスターばりのツッコミを入れるが、老師は70年以上釣りをやってるんだろうから(勝手な想像ですが)黙って見守ることにする。
老師とともにオッサンも釣れないもんだから、釣り場の雰囲気は”ドヨ〜ん・・・”と沈んでいるが、それが突然活気づく!
ついにオッサンの竿にマハゼのアタリが来る!
一発目ではハリ掛かりしなかったが、次で仕留めた。
やっときたよ!本日の第一号
同じ穴を攻めると連打が始まった。
二匹目
三匹目
四匹目
連打は四匹で終わったが、同じ穴で四匹あがったのは初めてだ。
一気にやる気になったオッサン!
しかし、やる気だけで釣れれば誰も苦労しない。
その後はパッタリと静かになり、時折ダボハゼがあがるくらいだ。
老師もいつの間にか帰ってしまったようだ。
その後、一匹追加して流石に心が折れた。
コイツは違う穴からあがってきた
結局、本日の釣果は5匹。
2時間半粘って5匹か・・・
型はまぁ悪くはないんだけれど、せめてこの倍くらいは釣れてくれないもんか?
このくらいのサイズなら良しとしますが・・・
今までの少ない経験からオッサンの穴釣り感を言わせていただきます。※勝手にこう思っているだけで本当かどうかは怪しいです。
マハゼに限ったことではないですが、魚は居心地の良い場所に居を構えています。
磯釣りをやる方ならそれはよく分かると思います。
そこに居付いている魚を釣り上げても、次の釣行では別の魚が居付いています。
それはマハゼも同じことで、良い物件にはいつもマハゼがいるし、それが一匹とは限らない。
今日みたいに何匹も同居していることも少なくないのです。
さらにマハゼだけとも限らない。
カニやダボハゼとシェアしていることも多く、穴師たちの御言葉にあった「ダボハゼのいるとことにマハゼあり!」はそういうことなんだと思います。
これは何となくなんですが、ハゼがいる穴って大きい石の廻りという感じがします。
大きい石の廻りはやはり穴も深いので、マハゼ率が高い気がします。
今日みたいに深くて、底が広がっている穴に何匹もマハゼが同居していると思います。
これは前回の記事にも書いたのですが、手前よりは沖の方がマハゼ率は高いと思います。
手前はダボハゼばかりで・・・
やはりハゼとしても、エサは独り占めしたいわけで手前のダボハゼゾーンよりはダボがあまり居着かない沖の方が良いのではないかと。
釣り場には多くの穴があり、どれもハゼがいるような気がしますが実際は何のレスポンスがない穴がほとんどです。
以上のポイントのような条件を兼ね備えた好物件は、それほど多くはないと思います。
なので、ハゼが釣れた”マイホール”をたくさんキープしておいて、次もそこを攻めるとマハゼが上がる可能性が高く、廻りは全然釣れていないにも拘らず自分はウハウハという状態もありかもよ!
浄化センターの排水口で釣りをしていた人にハゼを差し上げようとしたら、「私はハゼ釣りはやらないんですよ!ウナギを狙ってるんで。ここは60cmくらいの太いウナギが上がるんですよ。」ということだった。
そのウナギ師は、短いロッドと太めのPEラインを巻いたベイトリールを使っている。
遠目に見ていて、ハゼ釣りにしてはごっついタックルだな〜っと思っていたらそういうことだったんだ。
ウナギ師曰く「ここはウナギもデカいのがいるけど、あそこ(浄化センターの排水口を指して)でもクロダイとかシーバスとかいるよ!」
「それくらいのハゼをエサにして泳がせ釣りをすると、70cmくらいのシーバスとか”バクッ!”っと来るよ!」っと、オッサンのバケツのハゼを見て語るのだった。
ウナギ師は楽しそうに力説するが、オッサンが2時間半かけて釣り上げた珠玉のハゼ達はシーバスのエサ程度か・・・
オッサンが釣り上げたハゼ達は、排水口から遠い場所に静かにリリースしてあげた。
「シーバスなんかに喰われるなよ!」と願いを込めて。