2016年ラストのハゼ釣り(だと思う!)

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今日も厳しいハゼ釣り

2016年12月26日。2016年33回目のハゼ釣りに行ってきました。
釣り場:「秘密の花園」
天気:曇り
釣行時間:10時00分(潮位:99cm)〜12時30分(潮位:145cm)くらい(干潮:9:21〜満潮:15:08 中潮)
釣果:マハゼ5匹(15・15.5・16・17・17.5cm)
【今シーズン総釣果:2,176匹】


竿:2.1m 道糸:PE0.6号&ナイロン1.0号 ハリス:0.6号 ハリ:秋田袖4号 オモリ:ナス1号 エサ:ボイルベビーホタテ
ハリス3cmの胴付ミャク釣り仕掛け



例年、クリスマスの夜〜夜中にかけては仕事だ。


クリスマスの約1ヶ月前に自分たちで取り付けたJR駅のクリスマス飾りを撤去するという仕事内容だ。


恋人達や若者グループ、訳あり風な熟年カップルといったクリスマス気分で甘酸っぱくなっている人々を尻目に、小汚い作業着を着たおっさん達が綺麗なクリスマス飾りをガンガン取り外すというのも痛快な作業である。


クリスマスの夜、同様の撤去作業はあらゆる駅で一斉に行われるので、駅や駅ビルが一年のうちで最も騒がしくなる夜でもある。




っという訳で、クリスマスの翌日は仕事も休みなので本日は平日釣行だ。


2016年のラストハゼ釣りとなるので朝早くから出かけたかったのだが、帰ってきたのが真夜中だったので早起きなんぞできる訳がない。




適当に目覚めてブレックファーストというよりはブランチをやっつけて現場へGo!



現場すぐ脇の橋を渡っていると一人だけ釣り人が見えた。


”今日は釣り人が少ないな〜”っと思ったが特に理由は考えなかった。この時は・・・



到着するとその釣り人は”師匠”だった。


師匠とはこの釣り場の常連さんで、オッサンはいろいろと教えていただいている。



サツを入れて今日の調子を聞くと「・・・・・」。ダメらしい。


師匠曰く「地震の後はダメなんだよ」ということだ。


そう言えば夜中に地震があったな・・・



師匠:「泳ぎ回っている魚は地震なんて関係ないみたいだけれど、根魚は地震が来ると釣れなくなる。


その上、今日は水がかなり澄んでるでしょ?水温が低くなってるんだよね〜


他の常連はこれを知ってるから誰も来ないんだよね。


俺も”どうかな〜”と思って来てみたんだけど、やっぱりダメだねぇ」



っとお話をしながらダボハゼを数匹釣り上げていた。



厳しいのか・・・せっかく平日釣行だったのに・・・



「でも、タイミングさえ良ければハゼも喰うからやってみてよ!」


っと、残念そうな顔をするオッサンを慰めるように釣りを始めるよう促した。




本日は風も吹いてないし、薄曇りで寒くもない。絶好の釣り日和なんだけどなぁ〜

水はこれまでで一番と言っていいほど澄み切っている


触ってみると確かにいつもと比べて冷たいが、それほどでもない気がする。


んが、この”少し”が魚にとっては大きな差なのかもしれない。



いつものように釣りの準備をしているとニャンキュッパが現れた。

キチンとご挨拶してくるところがなんともカワイイ奴だ



早くニャンキュッパのエサを確保しなければ!とマハゼではなくダボハゼ優先の釣りを始めるオッサン。


んでやっぱり釣れない・・・



良さげな穴という穴に仕掛けを入れるんだけれど全く音沙汰なし!


師匠の言う通り、地震と水温の影響なのかな・・・

もしかしたらハゼの道があるのでは・・・

30分ほど全く何もなかったが、やっとツン…!と生体反応があるが案の定カニがくっついて来た。


カニがいるということはハゼもいるかもしれない。と僅かな期待を込めて同じ穴を攻めるが、カニカニカニカニ・・・


「どうなっとるんじゃ、この穴はぁ!!」ハゼが来ることを期待してカニを全て撤去する気でいたんだけれど、10匹カニを釣り上げた所でギブアップ。カニの執念に負けた。



次の穴に移動するがまたしても音信不通・・・



あまりの釣れなさに師匠もこちらのポイントに移動してきた。


しばらく師匠と会話をしながら釣り糸を垂れていると、やっとダボハゼが来た。


これでニャンキュッパにエサをやれる!



後ろでず〜っと待っていたニャンキュッパにダボハゼを献上するが、待ちくたびれて不機嫌になったらしくハゼに手を出さなかった。


申し訳ないですぅ〜とニャンキュッパに詫びを入れるとモグモグと食べ始めた。



もう一匹ダボハゼがあがってきたけれど、ダボハゼが釣れ出したということはマハゼに近づいているということだ。



ダボハゼがエサを喰って暴れると、マハゼが近づいてくる。

これはマハゼ同士にも言えて、ひとつの穴から何匹も釣れるというのは、他のハゼがエサを喰べるのに刺激されて自分もエサを狙う行動を起こしているらしい。




そしてついにやってきたその瞬間!明らかにマハゼのアタリが来たがなかなかハリ掛かりしない。


”スレないでくれ〜!”っと雨ごいのような祈りを捧げながら仕掛けを何度も落とす。


そしてやっと待望のハリ掛かり。
あがってきたのは17.5cmの良型のマハゼ。


少し離れた所で釣っていた師匠が「粘り勝ちだね〜」っと拍手をしてくれて、少し照れた。



しかしハゼをキャッチした時にバク!と噛まれてしまった。


ハゼと言えども、このサイズになると噛まれると結構痛いんですな〜




このハゼを皮切りにゴキゲンな穴が見つかり、立て続けにマハゼがあがってくる。


型は大きくはないけれど、まるまる太ったハゼだったのでズッシリと重量感がある。



師匠:「重いハゼを楽しめるのもそろそろ終わりかな。


深場で卵を産んで浅場に帰ってこれたハゼは、オタマジャクシみたいに頭だけ大きくてやせ細ってるんだよね〜


だから、そんなハゼを釣り上げても軽くて面白味がないんだよ。


でも、去年のデータだと1月中旬までハゼ釣りを楽しめたから、今シーズンもそれくらいはできるんじゃないかな」


さすがは師匠。データ分析に余念がない。




師匠の釣り方は、仕掛けを落としたら竿先を3〜4cmくらいひっきりなしに上下させて誘い続けている。


このやり方は他の常連も同じで、この釣り場でのスタンダードである。



かたやオッサンは、誘いの幅は同じくらいなんだけれど一度誘ったら7〜15秒、場合によっては30秒は動かさないで喰わせる。


この釣り場に来て師匠風の誘いもやってみたんだけれど、それほど効果は感じなかった。


師匠はアオイソメ、オッサンはベビーホタテを使ってるからエサの違いが誘いの違いになってくるのかもしれないが、それもわからない。




結局、釣れる釣れないはその穴にハゼがいるかいないかということだと思っていたんだけれど、師匠の御言葉でそれも違うのかな〜と思った。



師匠:「穴が単独であるのではなくて魚の道みたいのがあって、穴同士がその道で繋がってるのかも知れない。


この岩場が整備された時は岩場の真ん中くらいの高さで釣りができた。


今は先端くらいでしかできないけれど、地震とか経年変化で岩と岩の隙間がドンドン詰まって、岩の下の魚の居場所がなくなってるんじゃないかな。


もしかしたら先端の方はまだその隙間が残っていて、魚はその道を行き来してるのかもしれない。」


何ともメルヒェンなお話だが、確かにそれも否定できない。



潮の満ち引きの度に、ちょうど住みやすい穴を見つけてハゼが出たり入ったりするんだろうか?という疑問はずっとあった。


毎日そんな流暢な事やってたら、ウナギとかシーバスとかに捕食されてしまうんじゃないかと思っていたのだ。



どんな生物も人間なんぞでは想像もできないような知恵を働かせて強く生きてるんだと思う。





残念ながら今日は師匠の日ではなかったらしく、釣果が芳しくなかった。


師匠は用事があるので「良いお年を!」っと爽やかに帰ってしまった。

ラストハゼはやはりダボハゼ

もうお昼を過ぎていたが、今年最後なのでもうチョット粘ってみるオッサン。


あと1匹釣ったら終わりにしようとマハゼを探す。



ある穴で僅かな触りがあった。


ダボハゼなのかマハゼなのかは分からない。


スルスル〜っと仕掛けを落とすと1m以上もある深い穴なのでマハゼの可能性はちょっと薄い。



しかし確実に魚のアタリである。


何度もエサを変えては落とすんだけれど、しっかりしたアタリではなくエサの端っこを咥えるだけのような小さなアタリが続く。


小さなダボハゼだと思うんだけど、希望的観測としてはデカハゼの可能性も否定できない。


というのも、大ハゼのアタリってグン!って引っ張るんじゃなくてモワァ〜っとしたハッキリしないアタリが多いからだ。



しかし何度やってもハッキリとアタらない。


たぶん今シーズンで一番集中してハゼ釣りした時間になった。


「絶対釣り上げちゃる!」



この穴で30分近くも粘るとは思ってなかったが、やっと釣れたのが大きめのダボハゼだった。

ヒャ〜!ダボハゼだったか〜



ガックリして一気に疲れが出たが、今年最後に釣り上げたハゼなのでリリースした。



結局2時間半でマハゼが5匹と、最初の絶望的な状態からは釣れたほうなんだと思う。

本日の一匹目で最大サイズとNo.2


小さいやつは抱卵でお腹がプックリ


今年最後の5匹



ハゼたちは全員海へお帰りになりました。

今年もありがとうございました!

今年はいろんな釣り場でいろんな釣り師達と出会うことができました。


釣り人の数だけ釣りへの思想とこだわりがあって、それぞれの釣りを楽しんでいて、それに触れるのがオッサンの楽しみでした。


来年もどんな釣り場と釣り師と出会えるのか楽しみです。




今年も貴重な時間を頂いて、このしょうもないブログに付き合ってくれた方々に深く御礼を申し上げるとともに、コレがキッカケで釣りを始めてしまわないよう被害者が出ないことを祈るばかりです。


2016年は33回もハゼ釣りをしてしまいましたが、来年はハゼ釣りなんかじゃなくて休日をもっと有意義に過ごせるようにしたいとも思っています。



釣り場でオッサンを見かけた方、遠慮なくお声がけください。


声を掛けられるたびにオッサンは脊髄液が逆流するんだけれど、こんなオッサンに釣りに関するアドバイスは期待してないと思いますが、出来る限り情報提供はしていきたいと思ってます。




今年もオッサンを楽しませてくれた2,176匹のハゼ様ありがとう!



来年も良い年でありますように!


ではでは〜




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