2020年9月22日。2020年夏シーズン18回目のハゼ釣りに行ってきました。
釣り場:大井ふ頭中央海浜公園【しおじ磯】天気:晴れ釣行時間:11時30分くらい(潮位:140cm下げ5分)〜14時30分くらい(潮位:97cm干潮)中潮釣果:マハゼ50匹(11cm〜14cm)
竿:3.6m 道糸:ナイロン0.8号 ハリス:ナイロン0.6号ハリ:袖1号スレ オモリ:自作Fe(鉄)オモリ。1号相当の重さエサ:アオイソメのちボイルベビーホタテハリス3cmの胴付ミャク釣り仕掛け
これだけはやってはいけないという事に手を染めてしまった。
2020年のシルバーウィーク、世間では4連休オッサンは3連休。
休みに入る前に心に決めたはずだった。
「決して、3日連続でハゼ釣りに行くまい…」
しかしいくら連休とはいえオッサンもやることがない。
子供がまだ小さければ家族サービスも必要だろうが、既に成人しているのでそれぞれの時間と用事がある。
案の定、ポツンとひとり取り残されたオッサン。
まぁ、コレは予想はしていたのでいろいろと連休の作戦を練っていたハズだった。
しかし大都会で生きてると、ホンのちょっとした事でも金がかかるのが常だ。
いつものように先立つものが微塵もないオッサン。
コンクリートジャングルで金を一切かけずに生き抜く、まさに都会のサバイバルである。
という訳で不本意ながらハゼ釣り三連星。
ハゼ釣りのジェットストリームアタック!
頼んだぞ!ガイア、オルテガ、マッシュ!
まぁ特に意味はありませんが、上記のキャッチフレーズを言いたかっただけです。申し訳ないです…
いや本当に悩んだんですよ!マジで!
今日ハゼ釣りに行くのだけは止めようと…
しかし、素晴らしい陽気ではありませんか!?
一昨日、昨日とハゼ釣りが渋かったから、天気も良いから今日こそは釣れるんジャマイカ?と期待するのは必然でしょ!
釣りとは釣れる日が続かないのはそうだけど、釣れない日が続くという事もないでしょ!
さすがに3日あれば一日くらい釣れる日に当たってもバチは当たらんだろ!!
っという全く根拠のない希望というか空頼みなんだけど、ど〜せ家に居てもロクな事はしないだろうから出撃することにした。
この三連休中は朝の時間帯は潮位が高すぎて狙いのポイントに届かない。
ここ二日はそれでも強行し、思ったとおり玉砕した。
だもんで作戦を練ることにした。
前回の記事で書いた釣れやすい時間帯を取るか?潮位を優先すべきか?
一昨日昨日は時間を取って失敗したので、本日は潮位優先で出撃することにした。
人間、日々成長だ!
オッサンが狙ってるのは干潮時間。
潮見表をチェックすると本日の干潮時間は14時なので、さすがにこの時間にハゼ釣り開始だと下手すりゃ帰りは暗くなるので、12時スタートに設定。
なので自宅でゆっくりするつもりだったが、せっかちな性格なもんで待ちきれず少々早い時間に愛車を漕ぎ出す。
昼近いので、休日の人ゴミを掻き分けながら愛車は進む。
いつもの橋から釣り場を見渡すが、昨日と同じくらいのハゼ釣り人。
まぁ陽気につられて来てしまうのかな?
【夕やけなぎさ】には思ったほど釣り人がいなかった。
まぁ、真面目に釣りする覚悟ならもう帰ってる時間だし
2020年はこの公園でのBBQは禁止されているが、所々でこじんまりと炭火を使ってプチBBQを楽しんでいる方もいる。
いくら禁止でもこれくらいなら許されるでしょう。
例年なら多くの酔っ払いが騒いでいるが、今年は静かな大井ふ頭中央海浜公園で今後もコレくらい静かだと良いな。
いっそこと、ず〜っとBBQ禁止でいいのに…と思っているのはオッサンだけではないはずだ。
現場【しおじ磯】に到着するが、ハゼ釣り人はそこそこいる。
今日も元気にハゼ釣りだ!
いつものポイントに来ると昨日もいた常連がいたので釣果を聞いてみるが、イマイチらしい。
別の常連は「朝は良型がけっこう釣れたよ!」と言っていた。
実はコレが怖かった。
ハゼは神出鬼没である日突然爆釣の時がある。
こんな日に当たればラッキーだが、当然こんな日は朝マズメが釣れる。
せっかく潮位優先作戦でこんな真っ昼間に来たにもかかわらず朝爆釣なんてリフを聞かされた日にゃ〜たまらんて!
しかし、よくよく聞いてみるとたかが良型10匹程度だった…
な〜んだ、良かった…と心が狭いオッサンなのでした。
釣り場を見渡すが、オッサンのお気にスポットには既に先客が陣取っていた。
まぁしょうがない。
まだ潮位が少々高いので、時間稼ぎを兼ねてチンタラ釣りの準備を始める。
本日も先日デビューした竿【極軽ハゼ 硬式 360】の出番。
エサは昨日の残りのアオイソメ。
実は今日のハゼ釣行はこの余ったイソメを消費するという目的がメインでもあります。
本当はイソメエサは苦手なんだけど…
適当に空いてる所から始めるが、第一投で早くも根掛りで仕掛けまるごとロスト!
マジかよ!?と渋々作り直すが、三投目で再びロスト!!
幸先良いスタートである…
こんな感じで遊んでると、なぜが釣り仲間のH氏がやってきた。
どうやら考えることは皆同じでH氏も干潮狙いらしい。
根掛りゾーンを避けて、第二候補のスポットに移動する。
ココも深場になるんだけど、空いている時は第一候補と交互に攻めると面白いスポットになる。
ここなら根掛りの心配はない。
仕掛けを投げるとグ〜ンと円弧状に落ちてゆきスン!と着底する。
喰いが良ければこの時点でアタリがあるが、今日”も”そんな簡単にはいかんらしい。
最近の渋いハゼ釣りの手順は、@着底したら20秒ほど長めにステイAアタリがなければ数cmズル引き&15秒ステイBさらにアタリがなければシェイクもしくは竿を左右にゆっくり大きく倒すもしくは道糸を緩めてまた張るみたいな感じ。
たぶんハゼはエサの目の前まで来てるんだけどバクッっと来ないので、誘いを入れてハゼの背中を押してやる。
その誘いもチョン!とか派手に素早くやるとハゼが逃げてしまうので、ゆっくりエサが揺れるイメージの方が喰ってくると思います。
あと大チャンスなのが船が来た時。
船が来るとハゼ釣り人はすごく嫌がるんだけど、オッサンは大歓迎です。
コレはミャク釣り専用の話なんだけど、船が通ったその立ち波がハゼにとっては良い誘いになるんです。
しかも水の揺れに同調した誘いだから、至って自然な誘いになります。
何かの釣り本か雑誌で読んだ気がするんだけど、「誘いを自然に入れた時に魚が喰ってくる」みたいな事が書いてありました。
不自然な動きのエサには魚は警戒するということですね。
なので、この波の揺れは自然な誘いになるということです。
だって人間は何もしてないんだから。
オッサンは波が来た時は、誘いは全く入れないでそのままステイしています。
水の揺れがエサをユラユラさせているのを想像しながら「さぁ喰って来い!」と待ち構えています。
今日もそうだったけど、ほぼ十中八九ハゼがアタってきます。
ただ波が立っている間は人間もジ〜っとしてなきゃならないので、諦めて濡れるか波が来ても大丈夫な場所にいなければなりませんが…
なので、竿を上げて避難するのはとてももったいないと思ってます。
まぁ、ウキ釣りには全然関係ない話ですが。
チョロチョロとハゼは釣れるけど、上がってくるハゼがせいぜい10数cmと小ぶりだ。
この時期なら15cm前後が釣れるのが普通なんだけど、ここんとこズ〜っと小ぶりばかり…
まだイソメエサを使ってるんだけど、ハゼのお口のサイズに合わせて差し上げないとハリ掛かりしづらい。
イソメの頭から3cmくらいは捨てていて、その先から使い始めるんだけど、初めの方は垂らしは15mmくらいで尻尾の方になったら垂らしを20mmくらいにする。
それくらいシビアに付けないとアタらなかったり、ハリ掛かりしなかったり…
さらにはイソメも千切った時に赤い体液が出てくるのは良いんだけど、白っぽい汁が出てくるイソメは使わない方が良いと思います。
これは鮮度に問題があるのかな?
よく分からないけど、白い奴は全然喰ってこないんですよね。
おハゼ様も結構好き嫌いが激しいようで…
イソメは3回入れ替えたら例え動いていてもエサチェンジです。
イソメは体液が抜けるのが早く、そうなると臭いがとても弱くなってるのでコレも喰いが悪くなります。
喰わないエサでやっていても時間の無駄です。
こんな感じで贅沢に使っていて、やっとイソメが無くなった。
そして待ちに待ったホタテエサの登場!
ここからがオッサンの本番です。
やっとホタテを使えるよ〜!
まぁどちらのエサでもオッサンは即アワセなんだけど、やはりホタテの方がハリ掛かりが全然違う!
僅かなアタリでアワセてもしっかりと掛かってくれる。
ここからペースアップするが、ホタテを大きめに付けてるし、2つしか持ってきてなかったからアッという間にエサが無くなった。
もっと持ってくればよかったとも思うが、ちょうど良い時間に終わったと自分を納得させる。
約3時間で50匹ジャストという結果でした。
小粒ハゼばかりだけども…
真っ昼間だったからどうだろう…と思ってたけど、陽気のせいか思ったよりも釣れました。
ただハゼが小粒ばかりなのが残念。
もう少し良型が上がってくれればな〜
まぁ釣れるだけ良しとは思うが、どうせ釣れるなら大型来てくれんかな〜
悪夢の3連休を終え、悔恨の念と無情に苛まれたオッサン。
もっと有意義な過ごし方があった筈だが、「有意義=対価が掛かる」という図式は如何ともし難い。
世知辛い2020年の秋。