2020年30回めのハゼ釣りは本格的な冬の装い

2020年30回めのハゼ釣りはもう通常の穴釣りの装い

2020年12月13日。2020年30回目のハゼ釣りに行ってきました。

 

釣り場:「秘密の花園」(KL-@→KL-B)※釣り場は諸事情により場所は明かせません。申し訳ないです。天気:晴れ釣行時間:7時30分(潮位:135cm下げ5分)〜12時30分くらい(潮位:135cm上げ5分)大潮釣果:マハゼ8匹(17〜20.5cm) ウロハゼ1匹(17cm)

 

竿:OGK(大阪釣具)「小魚名人」1.5m道糸:ホンテロン2号 ハリス:ナイロン1号ハリ:流線8号&袖スレ4号オモリ:丸形1号エサ:アオイソメハリス3cmのサポートフックの二本針のち普通の一本針の中通し遊動仕掛け

 

 

 

言わずもがな、ハゼの穴釣りとは寒い季節にやるものである。

 

オッサンは一度だけ夏に穴釣りやってみたんだけど、チヌの稚魚が釣れたくらいでハゼなんて影も形もなかった。

 

たぶん真剣にやろうと思えば釣れないこともないと思うけど、なんで真夏に真剣に穴釣りしなきゃならん?

 

のべ竿で普通に釣れるハゼを、わざわざダメな釣法で釣らんでも良いではないか。

 

っという訳で、ハゼの穴釣りは寒くなってきた季節にやるのは間違いないだろう。

 

 

2020年は穴釣りの当り年で、釣れる時は30匹以上は当たり前に釣れた。

 

半リタイヤ世代の釣り仲間なんて、暇に任せて平日に行きまくったら50匹以上釣れた日もあって「ビクからハゼがハミ出てたよ〜!」という有り様だったらしい。

 

そりゃ〜そうなるわな!

 

穴釣りハゼは小さくても15cmはあるし、通常サイズでも17〜18cmにもなる。

 

そんな天ぷらサイズのハゼが、小さなビクに50匹も入ってればノッピキならない絵柄だろうて…

 

 

しかし12月にもなると、爆誕ダイナボルトだった穴釣りも落ち着きを取り戻してくる。

 

仲間からのタレコミでは「4匹しか釣れなかった…」とかの寂しい釣果情報が送られてくるが、そもそもそれ位が普通の穴釣り釣果だ。

 

今季は爆釣に慣れてしまったので感覚がマヒしているが、過ぎた事柄が通常営業になってしまうと、もう普通では満足出来ないのはコンビニスイーツもエロもハゼ釣りも同じだ!

 

オッサンも次の穴釣り釣行が厳しくなるのは覚悟の上だが、出来ることなら良い思いをしたいのは誰もが望む当然の欲求だろう。

 

 

今までの穴釣り釣行で確信しているのは良い穴にはほぼハゼが潜んでいるという事実。

 

良い穴とは頃合いの深さの穴ということ。

 

だいたい50cm前後で、浅すぎても深すぎても良くない。

 

そんな頃合いの深さの穴には、全てとは言わないけどかなりの確率でハゼがいるハズと思ってます。

 

「んなわけ無ぇ〜じゃん!全然喰ってこねぇ〜じゃんかよ!!」

 

というご意見、ごもっともでごぜぇやす。

 

「コレは良い穴だ!」と頃合いの穴で期待を込めてアタリを待ち構えるが、全く無反応という事態も珍しくない。

 

そんな期待が裏切られた場合、あなたはどうしてますか?

 

「ダメだったか…」ですぐに次の穴にチャレンジ!ではないでしょうか?

 

オッサンも以前はそうでした。

 

無駄な穴で時間を潰すよりも、すぐに反応してくるアタリ穴を探した方が楽しいし、釣果も良くなると信じて疑いませんでした。

 

しかし、現在は違います。

 

何も反応が無かった良穴をしつこく攻めるようになりました。

 

歳をくったせいで粘着質になったという事もあるし、もう動くのも面倒臭ぇな〜という理由でもある。

 

でも一番の理由がそこにハゼが居るからです。

 

やはり居るんですよ。そんな無反応だった穴にもハゼが!

 

 

今日はそんな穴を攻めるネタを仕込んでの穴釣り釣行でございまふ。

その名は「長いイソメでハゼを釣っちゃうぞ作戦」

いつものように朝目覚めるともうハゼ釣りに行く時間だった。

 

んでまたいつものように布団の中で葛藤する。

 

”行くべきか…行かざるべきか…”

 

もう毎週やってるルーティンで、どうせ行くんだからとっとと起きればよいものを布団の中でグダグダなオッサン。

 

寒くなってくると布団から這い出すのにも勇気がいる。

 

一大決心でやっと起き出すが「何でハゼ釣りなんてやってるんだろう…」と毎回ブツクサたれるのがこの瞬間だ。

 

本日も後ろ向きなハゼ釣りに出発だ!

 

 

 

完全防寒で愛車を漕ぐこと30分、現場に到着する頃には汗だくだ。

 

お目当ての現場にはシーバスなルアーマンがひとりいるだけでハゼ釣り人は皆無だ。

 

このポイントも常連達が荒らしまくったのでハゼが遠のいたらしい。

 

 

まずはドリンクを飲み、落ち着く。

 

汗だくの身体にホットスポーツドリンクが染み渡る。

寒い季節にはホットスポドリだね〜

 

今日は大潮で、今現在は引き潮。

 

これからアッという間に干潮まで引き続ける。

 

オッサン的には、潮が低い方が穴がよく見えるので釣れるような気がする。

潮が低い方が穴釣りは楽しいと思う

 

本日もエサはアオイソメ。

 

大きいのではなく普通サイズ(本当は細いサイズが良いんだけど…)

コレくらいならハゼ釣りでも使える

 

そして本日のメインイベントであるネタの仕込み。

 

使う針はコレ↓

普通のチチワ結びの袖針か?

 

いつもの袖スレ4号針ですが、チチワ結びではなく針を引っ張ると輪が締まるようになってます。

 

この針を親針である流線型8号に引っ掛けます。

輪っかを針に掛けて引っ張れば出来上がり〜

 

まぁ、見た目通りのサポートフック作戦ということです。

 

 

イソメってけっこう長い。

 

釣りでは適度な長さにカットして使うんだけど、当然長い方が魚へのアピールになる。

 

しかし、長いままでは魚のお口に針が届いてないので、アタっては来るけど釣れないという事態になる。

 

そこで!針を二本使ってイソメの長さを確保しつつ、ハゼを仕留めるのが今回のミッションである。

長いイソメに

 

針を二本ブッ刺して、ハゼを掛けちゃうぞ作戦

 

針一本だとイソメの長さは大体5〜6cmくらいだけど、コレだとイソメは倍の長さでもハリ掛かりするという計算だ。

 

つまりほぼ生イソメを切らずに一本掛け出来るということで、コレならハゼもイチコロだ!

 

 

この作戦のキッカケは釣り好きの友人からもらったアイテムだった。

ハゼクラの針に取り付けるサポートフック

 

針にコレを引っ掛けるらしい

 

オッサンがハゼ釣りするのを知ってるので、もう使わなくなったこのアイテムをくれたんだけど、オッサンエサ釣り専門なもんで…

 

と思ったが、去る者追わず来る者拒まずなオッサンは、貰えるものは取りあえずはなんでも頂くので、ありがたく受け取った。使うアテは無いけど…

 

最初は「ふ〜んこんなのがあるんだ」と思ったんだけど、「ん?コレって使えるじゃん?」と閃いたのでした。

 

んで、やっと本日、そのアイデアを実行に移すのでした。

 

 

しかし、ずっと以前にシロギス釣りで同じように長いイソメにハリを二本掛け、大物を釣り上げる企画で見事に玉砕した記憶がございます。

 

その二の舞いのニオイがプンプンするんですけど…

 

まぁ、多少の懸念事項もあるにはあるが、普通の穴釣りにも飽きたし、このブログのネタも無いし…

 

 

果たしてオッサン・イーサンはこのミッションをポッシブル出来るのか!?

 

やっぱりミッション・インポッシブル!?

まずは実績穴で様子を見る。

 

するとすぐにアタリあり!

 

さすが長イソメ効果だ!!

 

しばらく喰わせるが大きく引っ張るアタリが来ない。

 

その内にアタらなくなった。

 

アレ?イソメ取られたかな?っと一度上げてみるが、イソメの先っちょだけ喰われて針部ギリギリで喰うのをやめたらしい。

 

魚には針が見えてる証拠だ。

 

しかしエサを喰いたい欲求に勝てるかな?っと、そのままもう一度スルスル落とすとすぐに喰ってきた!

 

今度は喰わせないで即アワセすると掛かった!

 

上がってきたのは通常の穴ハゼサイズ。

 

よく見てみると上針は口に掛かってたんだけど、下針は顔面に突き刺さってました。

あれ?下針は飲み込んだのかな?

 

と思ってたら顔面に!

 

二本の針が刺さってりゃ〜バレることもないわな!

 

オッサンには珍しく作戦成功か!?と思った。この時までは…

 

その後はアタリが遠い…

 

っていうかカニとダボの嵐で、長イソメアピールは外道にも強烈アピールらしい。

 

そしてこの作戦の弱点が露呈する。

 

まぁ分かっちゃいたけど、根掛かるね!やっぱり!!

 

ただでさえ根掛り多発なこの釣法で、針がダブルなんだからそ〜なるよ!なぁ俺!!

 

一応この事態を予想して、上針のハリスは1.5号で下針は1号にして、下が根掛っても上は生き残るようにしてはいる。

 

 

そして最悪な事件発生!

 

数少ないハゼをハリ掛かりさせ「来た〜!」と喜んだのもつかの間、ハゼは当然穴の中で暴れる。

 

針はハゼの口に掛かってるんだけど、問題はもう一本の針が剥き出しになってるわけでしてん…

 

ご察しの通り、その剥き出しな針が根掛りしましてん…

 

ハゼがハリ掛かりしてるのは振動から伝わってくるけど、どうしても根掛りは外れず、泣く泣く仕掛けを切りました。

 

まぁ、ハゼに掛かったのはスレ針だからすぐにハゼが針を外すんだろうけど、やはりというかコレが怖かったんだよな〜

 

っというわけで、このミッションはインポッシブルに終わりましたとさ。

 

 

やはり普通の仕掛けで普通に釣るのが一番釣れる。というありきたりの分かりきった結論に至ったわけで…

 

いつも通りオッサンの企画は玉砕に終わったのでした。

 

 

 

ネタはさっさと諦めて普通の仕掛けで釣り続ける。

 

もう12月にもなると水も冷たく、釣り上げたハゼも冷たい。

 

こうなってくるとハゼにも元気がなくなる。

 

アタリが遠いというのはこのせいでもあるんだけど、アタリ事態にも変化が出てくる。

 

いつもならハゼのアタリはグン!グン!グ〜ン!と大きく引っ張ったときにアワセを入れる感じだった。

 

しかし、今日はクン…クン…と小さくてすぐに喰うのをやめてしまったり、何のアタリも無くただ根掛りしたみたくなっただけだったりが多かった。

 

なので、オッサンとしてもそれなりの対応をしなくてはならない。

 

具体的には、ハゼっぽい何かしらの反応があった時に、1秒1cmくらいのゆっくりな速度でス〜っと竿を上げる。するとハゼがエサを離すまいと引っ張ってくる。その時にアワセを入れる。という方法でやってました。

 

相手が寒くて弱ってるのに派手な事をやっても無駄なので、こちらもそれなりにおとなしく繊細な釣りが要求されます。

 

 

困るのはこんな小さい釣りをやってるとダボとかカニが来ても、イマイチハッキリ分からないんですよね〜

 

すぐに排除できればいいんだけど、喰わせちゃってエサの無駄使いが多くなってしまいました。

 

 

しかし、今日はこんな厳しい中でもドラマはあって20.8cmのハゼが上がりました。

ズッシリ来たよ〜!

 

その穴は仲間のH2氏が目を付けてる実績穴だったんだけど「全然アタリがないから今日は居ないよ!」と言い切った穴でした。

 

オッサンもその穴を教えてもらってやってみた。

 

確かに深い穴で良い穴だったけど、全くの音沙汰なし。

 

でもオッサンの勘がこの穴にハゼは居るとアピールしてくる。

 

周りの穴を探りつつ、その合間に問題の穴に探りを入れ続ける。

 

イソメの長さや使う部位に変化を付けながら、少なくとも5回は探ったと思う。

 

すると、やっと喰ってきた!

 

クン!クン!と僅かに竿先を震わせる。

 

大きめのダボかな?とも思ったけど、ダボとは違う小さいけど重いアタリ方はハゼだ!

 

ス〜っとゆっくりと竿を上げるとグ〜ン!と持っていった!

 

反射的にアワセると掛かった!!

 

小物用の竿が半円にしなる!

 

穴の中に潜り込ませないようにいなしながら、でも無理に引っ張らないように力を加減してハゼを穴から引っ張り出す。

 

穴から出てきても他の穴に潜ろうとする。

 

さすがにデカイからパワーもあり、竿が負けそうになる。

 

いなしていると疲れておとなしくなり、やっと上がってきた大ハゼ。

 

握り具合といい、頭の形といい20cmオーバーを確信したオッサン。

 

必要以上に強く握りしめてビクに入れ、同じ穴で二匹目を狙う。

 

すぐにアタリが来てハリ掛かりさせる。

 

「今度もデカイ!」と思ったが、上がってきたのはウロハゼだった。

 

しかもやたら頭でっかちな奴。

 

お前はエルメスか!(ガンダムに出てきたモビルアーマーね)とツッコミをいれたのは言うまでもない。

エルメスみたいな頭でっかちウロ

 

本日はお日柄も良く、必要以上に粘ってしまいました。

 

5時間という長丁場で8匹と釣果としては貧果なんだけど、いろいろあってアッという間でした。

この中にウロハゼがいます。どれでしょう?

 

最大サイズは20.8cm

 

エルメスは17cm

 

先週も言ったように、アタリがない=ハゼが居ないということではないのです。

 

ハゼは人間が思ってる以上に穴に多く潜んでいると思います。

 

彼らも命が掛かっているのでそう簡単には喰ってきません。

 

それをどう喰わせるのか?がこの時期の穴釣りのテーマであり、その答えを出せた者だけがハゼをゲット出来るのです。

 

まぁ、オッサンみたいに二本針で遊んでる奴なんぞには一生答えなんて出ないだろうな…

 

 

 

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