祝!2020年夏シーズンのハゼ釣り開幕

2020年夏シーズンのハゼ釣り開幕!

2020年5月31日。2020年夏シーズン初のハゼ釣りに行ってきました。

 

釣り場:多摩川羽田付近天気:曇り釣行時間:6時30分(潮位:100cm干潮)〜8時30分くらい(潮位:110cm上げ3分)小潮釣果:マハゼ58匹(6cm〜8cm)

 

竿:2.1m 道糸:ナイロン0.8号 ハリス:ナイロン0.6号 ハリ:袖1号スレ オモリ:自作Fe(鉄)オモリ。1号相当の重さ エサ:ボイルベビーホタテハリス3cmの胴付ミャク釣り仕掛け

 

 

2020年という年は、今後も長く語り継がれてゆく年になるだろうて。

 

世界中を巻き込み、現在も出口が見えない新型コロナウィルスという禍災。

 

本来なら「2020年東京オリンピック」がいよいよ迫り、小池都知事がモルタルを塗ったくった顔面で一般には全く浸透しなかった大会のスローガン「感動で、私たちは一つになる!」をCMで連呼していたことだろう。

 

しかし、オリンピックも”一応”来年に延期になったが、正直それすらも怪しい空気が漂う。

 

緊急事態宣言も解除にはなったものの、コロナの火種はいつどこで再発火しないと限らない状況。

 

とは言え、Stay home ばかりでは食っていけないので、飯のタネを稼がにゃならんのも現実。

 

状況は少しづつ前に進んでるんだろうけど、その歩みはナメクジ並であるのは致し方ないとみるべきか。

 

 

不思議なのは、たまたまの偶然なんだろうけど、オッサンの周りで「コロナに感染した!」という人を聞かない。

 

会う人会う人に「誰か近しい人でコロナになった人いる?」と聞きまくってみたんだけど、誰もいないんだよね〜

 

まぁ、オッサンを含め無自覚無症状という場合もあるし、心無い風評被害もあるので本当の事を言えないのかも知れないけど、不躾に興味本位で尋ねる内容じゃないな…

 

何よりも一番辛いのは本人だから、一刻も早く回復され、日常生活に復帰できるようにお祈りする次第であります。

 

 

 

という訳で、本来ならこの時期はテナガエビ釣りからそろそろハゼ釣りの様子でも伺う時なんだけど、2020年はStay homeでテナガエビ釣りは一度も行かなかった。

 

正直、今年はハゼ釣りも無理かな…と覚悟してました。

 

オープンエアーで3密ではないし、ソーシャルディスタンスも確保できるとはいうものの、緊急事態中なら釣りはやらないと決めてました。

 

しかし、緊急事態宣言も解除され、釣り場に立ててあった「釣りはご遠慮ください」の立て札も撤去、5月26日には施設管理サイドから釣りはOKというお達しも出たので、ハゼ釣りはなんとかできる状況となりました。

 

釣れる気配がしないハゼ釣り場

とはいうものの本日は5月31日。

 

末日とはいうもののまだ5月じゃん!

 

「どうする?行くの?」

 

「いやいや、まだ朝は寒いよ!水も冷たいし…」

 

「しかし、もうハゼは釣れるハズだよ!」

 

「いやしかし…」

 

相変わらず布団の中でイモムシになりながら煮え切らないオッサン。

 

オッサンの中の天使と悪魔が両耳の脇で囁くが、この場合はどっちが天使と悪魔の配役なのかはよく分からん。

 

昨日、ハゼ釣り釣果を報告してくれた釣り仲間に「んじゃ〜オッサンも行ってきます!」と宣言した手前、やはり出撃せざるを得ないだろう。

 

渋々、起き出して愛車に乗り込む。

 

ブォン!ブォン!ブォぉぉ〜ん…とチャリンコなんだけど、気分はスパーカー消しゴムで出発する。

 

 

向かう現場は多摩川の羽田ポイント。

 

本来なら大井ふ頭中央海浜公園の【はぜつき磯】が間違いないだろうが、コッチだと水に立ち込んでの釣りになる。

 

この時期はまだ寒いからウェーダーを着る事になるが、オッサンももう50歳を越えているので、ウェーダーを装着して自転車移動する行動力も瞬発力も無いのである。

 

なので、水に立ち込まない釣り場である羽田に向かっているんだけど、少々心配事が…

 

 

 

30分ほど漕ぎ、グデングデンになりながらやっと現場に到着。

 

曇りという天気も相まって、重ったるい雰囲気が釣り場を漂う。

久しぶりの羽田ポイント

 

お!新築が立ってるぞ!!建て替えか…

 

オッサンのお気になポイント船宿「えさ政」の脇に陣取る。

釣り場は広大なんだけど、ついつい来ちゃうんだよね〜

 

しかし、誰もハゼ釣り人がいない…

 

後期高齢者の常連数名くらいはいるんジャマイカ?と思ってたんだけど、誰一人としていない。

上流側も

 

下流側も、誰もいないんぢゃね?

 

だ〜れもいないということは、つまりダメって事?

 

まぁ、その気持も分かるわ…

 

この状況ならね…

 

 

心配事のひとつめが、ここのポイントのちょっと沖で浚渫工事をしている問題。

 

浚渫工事とは、海底の土砂をすくい取る工事のこと。

 

恐らく昨年の台風の影響なんだろうけど、上流からの大量の土砂が溜まって多摩川の深さが浅くなってしまい、船の通行に支障を来しているらしい。

 

その土砂をバックホー(パワーシャベル)ですくってるんだけど、当然ながら水が濁りまくるわけでして。

 

今は朝イチだから工事はしてないんだけど、今までず〜っとコレやってるんだろうからハゼ居るのかな?

 

 

もうひとつの心配事は、今現在の潮位が低すぎる問題。

 

ちょうど今は干潮時間帯で水無いやん!

水、無いんですけど…

 

干潮とは言え、小潮だからそんなに引かないだろうて…とタカをくくってたんだけど、想像以上に潮が引いてる。

 

一応、潮位はチェクしたんだけど、あの程度の潮位情報なら釣りになると思ってたんだけど…

 

今、目の前のポイントの底もバッチリ見えているし、持ってきた竿は短いから沖に全く届かない。

 

そもそも、このエリアは基本的に遠浅だから、長い竿持って来てもたいして変わらないんだよね〜

 

ハゼいるんかな?

 

ど〜りで常連連中がいないわけだよ!釣れる気配がこれっポチもしない。

 

 

一瞬、帰ろうかな…との想ひが募るが、30分もチャリ漕いで何もしないでトンボ返りも虚しいので、渋々釣りの準備にかかる。

 

 

竿はこのポイントだけで使う2.1mの合体竿。

この竿使うのココだけなんだよね

 

仕掛けはコレもいつも通りのハリス3cmの胴付ミャク釣り仕掛け。

 

オモリは自作の鉄オモリ。

 

この仕掛けも単純すぎて改良する余地が見当たらないんだよね。

 

ハリは袖1号のスレ針。

 

昨日、針結び機でハリスを巻いてたんだけど「アレ?1号の針ってこんなに小さかったっけ?」と思った。

 

もう老眼が加速するオッサンには見えんよ!

 

まったく歳はとりたくないもんだ!!

1号の針ってこんなに小さかったか!?

 

改良の余地が全く見当たらん!

 

エサは昨年の余りのボイルベビーホタテ。

 

もう一年近くも冷凍庫に入ってたもんだから、表面がかなり白く乾燥していて釣れるんか?とも思うが、コレしか無いからコレでやるしかない。

冷凍焼けの昨年もののホタテ

 

あ、餌入れが無い?と思ったけど、そう言えば長年愛用していた餌入れ(ビス入れ)がついにご臨終になったから新しいエサ入れ買ったんだ。

本物の餌入れ買ったの初めてだ!

 

ヨシ!準備は完了した。

 

さぁ!今年のハゼ釣りはどうだぁ!!と気合を入れて第一投するが、水深は20cm程なのでした。

思ったよりは釣れたみたいだが…

フゥ〜しょうがないよね、ここまでしか届かないんだから…

 

アタリなんて無いんだろうな…半分ふて腐れながら釣り糸を垂れるが、予想に反してコツコツとアタリが!!

 

ん?すぐソコにハゼいるじゃん!!

 

そのアタリから小ハゼなのは分かるが、この時期この状況で贅沢は言ってられん!

 

一発目のアワセでは掛からなかったが、次で掛けた!

 

懐かしいハゼの感触が竿を通して伝わってくる。

 

上がってきたのは予想よりもいいサイズのマハゼ。

ありがとう2020年の第一号

 

8cmと思ったよりもグッドサイズ

 

全く期待してなかったので、すぐに釣り上げてうれしいオッサン。

 

次も寸分違わず同じポイントにブチ込むとすぐにアタリあり。

 

さっきよりは小さくなるが、コレくらいが今の時期のスタンダードサイズ。

ここらがスタンダードだよね

 

基本やることは同じで、アタリがあったりハゼが釣れた全く同じポイントに入れれば連打する。

 

まぁ、まだ序盤なので入れ喰いという状況には程遠いが、ポツポツとハゼが上がってくる。

 

アタらなくても3cm移動させて15秒ほど長めに喰わせているとコツ!と突いてくる。

 

それで確実に掛かるほどのサイズと活性じゃなくて、ハリ掛かりしないことも多々あるんだけど、何にしろこの状況でアタってくるのはありがたい。

 

上がってくるハゼのサイズは6〜7cmくらいで小さいんだけど、そのサイズを見越してハリ掛かりしないからとエサを小さくすると、却って掛かりが悪くなる印象。

 

サイズの大小に関わらず、エサを小さくすると喰いが浅くなり、そのアタリでアワセてもハリがすっぽ抜けてるんだと思います。

 

なのでエサのサイズが大事で、小さ過ぎず、しかし大き過ぎるとそのサイズゆえエサの端だけ突っついてくるという難しい釣りになる。

 

 

 

今日は飽きない程度にアタリ続け、爆釣もないけどコンスタントに上がってくる感じ。

 

しかし、気になるのが釣れる度にハゼがミニマム化している。

だんだんとハゼのサイズが…

 

 

アタリが止まると本来ならポイント移動なんだけど、どこへも動く場所が無いもんだから竿を上げてこちらも小休憩。

 

これはQ数を下げてお話しますが、この釣り場は基本的に平びったい遠浅なんだけど、ここらへんだけはちょっと深みの駆け上がりになってまして、ハゼが集まって来る場所なんです。

 

 

しばらくポイントを休ませると、ハゼも油断するのか危険を忘れるのか、再び釣れ始める。

 

そんな感じで誰もいない釣り場でノンビリと釣り糸を垂れるオッサン。

 

ハテ?今日はどこら辺で止めにするかな…

 

とりあえず50匹までとしてたんだけど、結局エサのホタテが3つ無くなるまでやり続け2時間で58匹とこの状況でまぁまぁ釣れたじゃん!という感じ。

 

今日はオッサンが釣り糸を垂れる状況を間違えていたのが問題でして…

 

もっと状況を的確に読んでたら1束は釣れたと思います。

ヒャ〜、ハゼが小粒だからビクもスカスカだ

 

釣果は置いといて、2020年もハゼ釣りが始まりました。

 

今年はどんな年になるやらですが、例のウィルスがぶり返して再び緊急事態にならないことを願うばかりです。

 

もう遠い昔の思い出に…

このポイントからちょっと足の伸ばすと、昔のハゼ釣り場のメッカだった海老取川があります。

 

現在はこの海老取川とその下流域の護岸工事をしていて、もう昔の面影は無くなりました。

 

当然、ハゼ釣り場としても終わってます。

海老取川はもう面影もない

 

海老取川の下流域も護岸でハゼ釣り場が潰されてしまいました。

 

今だから言えますが、あの辺りは秋口に日の入り前後に大ハゼが釣れた秘密のポイントがあったんですよ。

 

そのポイントもすっかり無くなった…

あの頃はいそいそとよく通ったもんだ

 

2020東京オリンピックに向けて突貫工事の橋もかなり出来上がってきたが、こうなると哀愁漂うな…

 

「河口部における土砂の堆積や台風襲来などによる作業の中断、地盤の影響による橋脚基礎打設の施工効率低下などにより工事に遅れが生じ、2020年度内開通へ計画を変更した。この工事進捗に伴い、約29億7200万円の工事費増額も見込まれている。」らしいが、早い話が東京オリンピックが延期になったから急がなくても良くなったということだろうて。

 

公共工事ってすぐに工期や予算を増やすから気楽なもんだ。

 

民間工事なら絶対に許されないぞ!

 

 

 

あのスゴイ台風被害でもこんな小さな祠が無事でいられたのは、やはり自然以上の力を感じずにいられない。

すごいなこの祠!

 

 

すぐ側にあるいわくつきの鳥居。

 

コレは都市伝説にもなっている鳥居で、いくら公共工事でもこの鳥居だけは手を付けたくないんだろうな…

この鳥居が守ってくれてるんだよね

 

またひとつ釣り場が消えた…

 

 

 

次の記事>>>「2020年夏シーズン2回めのハゼ釣りは早期撤収!」へ

スポンサーリンク