2020年29回めのハゼ釣りは本当の冬Ver.穴釣り

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2020年29回めのハゼの穴釣りはコレぞ穴釣りの様相

2020年12月6日。
2020年29回目のハゼ釣りに行ってきました。


釣り場:「秘密の花園」(KL-@→KL-B)
※釣り場は諸事情により場所は明かせません。申し訳ないです。
天気:晴れ
釣行時間:7時30分(潮位:145cm上げ7分)〜11時30分くらい(潮位:160cm下げ3)小潮
釣果:マハゼ16匹(17〜19cm)  


竿:OGK(大阪釣具)「小魚名人」1.5m  
道糸:ホンテロン2号 ハリス:ナイロン1号 ハリ:流線9号 
オモリ:丸形1号 
エサ:アオイソメ
ハリス3cmの中通し遊動仕掛け




いよいよ2020年も12月に突入した。


ハゼの穴釣りシーズン的には、あとひと月できるかな?という時期に来ている。



2020年の穴釣りは例年になく爆釣と言っても過言ではない状況で、数は例年の倍以上だし型も良い。


穴釣り場にはいつも以上の穴釣り人が繰り出し、季節外れのハゼ釣りを楽しんでいるカモ知れない。


今、オッサンは「カモ知れない」と書いた。


それは周りが釣れてるから自分も釣れるとは限らないからだ。


先日、ハゼ釣り仲間のK氏から連絡が来た。


K氏は夏ハゼ釣りはオッサン界隈の釣り場にせっせと通っていたが、界隈ポイントが釣れなくなると遠征してでも釣果を貪る行動派だ。


そんなK氏が穴釣りデビューしたという内容の知らせが来た。


釣り場は当然「秘密の花園」。


オッサンも同時刻に釣り場にいたんだけど、どうやらかなり離れたポイントにいたらしく遭遇することはなかった。


「二匹しか釣れなかった…」というトホホな内容だった。


まぁ確かにその日は爆釣dayではなかったが、オッサンでも16匹釣った日で決して悪い日ではなかった。



言わずもがな、穴釣りとは岩の隙間に仕掛けを落として産卵期の大ハゼを釣り上げる無慈悲な釣法である。


基本的にその穴にハゼがいればエサにかぶりつくハズである。


今、オッサンは「基本的に」と書いた。


それはハゼは必ずしも喰ってくる訳ではないからだ。


エサが目の前にあるにもかかわらず喰ってこないのはコレ如何に?


コレはハゼの穴釣りに限らず、夏ハゼでも往々にして発生する事態で、ハゼ釣りをしている方なら必ず経験していると思います。


浅瀬にボケ〜っと横たわるハゼの鼻先にエサを落としてみても、見向きもしないどころかプィ!っとそっぽを向かれてしまい、全く釣れない状況。


よくあることだ。



釣りとは釣れる前提で出掛けているにもかかわらず、いざ釣り糸を垂れたら全然釣れないじゃん!では楽しめないのだ。


しかも周りは釣れてるのに自分だけ釣れないともなれば「いったい俺の何が気に食わないんだ!」と叫びたくもなる。


しか〜し!それにはちゃんと訳がありまして…


自分だけが気が付かないその理由を突き詰めないと、いつまで経ってもダメな輪廻を繰り返す羽目になる。


それは釣りでも男女関係でも同じこと。


自分が変わらなければ、状況はな〜んも改善しないのである。

ハズレがハズレとは限らない

っという、ど〜しようもない導入から始まったのですが、別に今日も何も書くことないし…



とふてくされてもしょうがないので、今日も朝早くからハゼの穴釣り場に向かうオッサン。


もう冬も本番近くなってきたので「こんなに寒くてハゼ釣れんのかよ!」と期待は薄い。


ハゼネットワークの事前情報によれば、そろそろ数も上がらなくなってるみたいだから過度な期待は禁物である。


オッサンはネガティブ人間なので、夢と希望と下半身を膨らませて!というノリは好きではないが、いろんなところを膨らませて事にあたるよりは、「なんだ…思ったよりも酷くなかったじゃん!」と思いたい方である。


いつものように愛車を漕ぎながら「今日はどこのポイントにしよっかな〜」と作戦を練る。


何かを決断する時は、判断材料が多い方が良いのか悪いのかは意見の分かれるところだろう。


オッサンのようにネットワークからの情報が多いといろんな事を考え過ぎてしまい、却って良くない事も多々ある。



もう考えるのも面倒くさくなったので、結局はいつものポイントにやって来た。


ここなら釣れないこともないだろうし、一番の理由は、最近手懐けようとしている野良猫がいるからというトホホな理由だ。


以前は違うポイントで仲良くなった野良猫「ニャンキュッパ」がいたんだけど、あるシーズンを境に居なくなった。


たぶん捕まって動物愛護センターという名の処分場行きになったんだろう。


必要以上の愛想の良さが災いしたようである。


ちょっと寂しくなったオッサンが代わりにこのポイントで見つけたぬこがいて、コイツを手懐けてやろうと画策しているのだ。




いつものポイントにはいつもの常連がひとりいるだけだった。


サツを交わし釣果を聞いてみるが「全然釣れないよ〜。ダボすらアタらないよ〜」と早々に腰砕けのリフ。


まぁ、コヤツは気にしないでおこう!


常連といってもいろんな派閥があって、かなりの手練れ派もいれば全然ダメ派もある。


人間って同じような輩で徒党を組む習性があるから、大体は同じようなレベルでひと塊になる。


手練派のセリフなら参考にするが、ダメ派は聞き流す事にしている。



ぬこの姿は見当たらないので、まずは腹ごしらえをしながら現場チェック!

縁起物の昆布で爆釣祈願!


現在は上げ潮でこれからゆるりと潮が上がってくる。


晴れているんだけど、朝日だと光の角度と質の関係で穴がイマイチよく見えない。


近場の見える穴で勝負するしかないかな…

朝日は見づらいんだよな〜


エサはアオイソメに戻しました。


ここ4回ほどジャリメを使ってみました。


イソメよりも釣れる!と確信してますが、如何せんお値段がお高い。


イソメの1.5倍が相場だ。


しかも内容量が少ないのでひと釣行もたない。


それでも釣れればいいじゃん!なセレブの方にはオススメします。


オッサンはリーズナブル(とも思わないけど…)で少なくとも一回分はもつイソメを使うことにします。


今日持ってきたイソメは中太な奴。


本当は細イソメをご所望だったけど、売り切れだった。


太くて立派なイソメはハゼ釣りには向かないな。

お値段と釣果のバランスパワーなアオイソメ


問題はハリ。


以前友人からもらった大量のハリセットの中にまだ残っていた流線9号のハリ。


デカイしハリスも2号が巻いてあった。


いつも使っているハリは袖4号と穴ハゼにしては小さなハリを使ってるオッサンとしては、9号のハリはパシフィックなサイズに見える。


たぶん穴ハゼなら大丈夫だとは思うが、ハリスだけは1号に巻き直した。


唯一の利点はエサを大きく付けられるという事かな。

デカイから根掛りしまくりそうな気も…


では穴釣り開始!


まずは早めに一匹釣って安心したいので、実績穴にスルスル落とす。


するとすぐに強烈なアタリがぁ!という事は全く無く、シ〜ン…という音が聞こえてきそうなくらいに音沙汰なし。


いると思うんだけどなぁ〜っとしつこく攻めるが全く反応なし!


その周辺の実績穴も同じで全く生命反応がありませんでした。


あの常連の言う通りか!?とダメを素直に信じたくないオッサンは何とか策を練る。


ぜったい穴にハゼは居る!
オッサンの拙い経験上、この穴にハゼが居ると警告していた。


コ〜ション!コ〜ション!ブー、ブー、ブー!


スペースマウンテンが坂を登っていく時みたいに警告音を発しているのだ!


何かのキッカケさえあれば…


んで実践した苦肉の策が、ハリが大きいのを逆手に取り、長めのイソメを三分割しその三本を房掛けにして投入!


するとやっと来た!!


グン、グン、グ〜〜ン!ハゼのアタリだ!!


アワセると掛かって暴れだす。


なかなか穴から出てこなかったが、根掛りしないようにいなしながらやっと穴から出てきた姿に違和感が…


アレ?ちょっと違う?

ウロハゼでした〜


まぁウロでもハゼはハゼだ!ダボよりもマシだ。


ここから祭りがスタート!


次に上がってきたのはまるまる太ったメタブ(ドロメ)。

このサイズだとハゼと勘違いするよ!


この後二匹のメタブを釣り上げやっと上がってきた本命マハゼ。

やっとマハゼの順番が来たよ〜!


このひとつの穴からマハゼ6匹、ウロハゼ1匹、メタブ7匹と穴の中ってどうなってるんじゃい?と覗いてみたくなる数上がってきました。


メタブはやって来たぬこの腹の中に収まったようだ。



確かにこの穴は最初は全く何の反応も無かった穴です。


しつこく何度もエサを入れ替えて攻めた穴ですが、アタリは皆無だったんです。


しかし、何かのキッカケでこのような祭りが始まります。


これは穴ハゼに限らず夏ハゼでもありますよね。


全然喰わなかったのに一匹がエサに反応すると、それまで知らんぷりしていた周りのハゼが反応することが。


このキッカケをどうやって作るか?がテーマになるのですが、穴釣りの場合はやはりエサですね。


エサを魅力あるようにするのがキッカケになることが多いと思います。


具体的には、大きめのイソメを1本付けにするとかオッサンが今日やったみたいに三本の房掛けにして異常なボリュームにするとか。


当然、ハゼがアタってきても釣れないけど、肝心なのは穴の中をザワつかせるというか活性化させるのが目的なので最初は釣れなくて良いんです。


一度穴の中がザワつけば、後は通常のエサ付けで十分釣れます。


もっと言えば、通常よりも小さなエサでハリ掛かり重視でやった方が手返しが良いです。


それほど一度活性が上がった穴は釣れるんです。


注意すべきは、インターバルを適度に取るということかな。


攻めてばかりだとさすがに警戒されるので、アタリが遠のいた時点でちょっと休ませて、しばらく経ってからまたその穴を攻めると釣れることが多いです。


まぁ、休ませ過ぎもダメなんですが…



このように何の反応もなかったハズレ穴は絶対的なハズレでもない!というところがこの釣りの好かんたらしいところですね〜


どこでその穴を見切るのか?は難しいのですが、オッサンの基準は外道が多いです。


普通はダボやカニがいると嫌がると思うんだけど、オッサンはこんな穴はちょっと粘るようにしてます。


外道がいるということはハゼにも住みやすいという事だと思うので…


まぁ、外道の嵐で終わることも珍しくないですが…



あとの基準は勘としか言いようがないですね。


何となくハゼがいる気がする…それだけ!

釣れる釣れないはあなた次第!

もうこの時期になると、以前のように明確にアタってくる穴も少なくなってくる。


今日なんてアタってきた穴は数えるくらいだ。


でもアタリ穴を見つければ複数上がってくるので、その穴を見つけるまでが苦行になる。


誰が見ても分かるような穴ではなく、穴と分からない穴を探して老眼を酷使するオッサン。


とても小さい入口だったり、岩陰の向こう側を探ったり、狭いスリットだったり…


こんな事やってるもんだから根掛りも多く、今日は何回仕掛けを作っただろう…


毎回毎回、面倒なんだけどコレをやる価値は絶対にあるからやり続けるしかない。



常連達が「全然釣れないよ!」な話をしてるのが耳に入る。


以前よりも釣れなくなっているのは確かなんだけど、全然釣れないこともないと思うが。


たぶんハッキリ見える穴しかやってないんだろうな…


釣り方もガサツだし…


せっかく毎日のように来てるんだからもっと工夫すればいいのにとも思うが、しょっちゅう来るからこそ有り難みがなくなり、ラフな釣りになってしまうのかな…


まぁ、そんな常連達の釣りに興味は無いからど〜でもいいんだけどサ!



今日はひとつ穴で6匹と5匹釣れたアタリ穴を見つけたので、何とか数は稼いだ。


日によってはアタリが見つけられないこともあるから、そんな日は本当に苦行だけになってしまいます。


それでもめげずに次回に期待するのが釣り人の悲しい性でもある。



釣りは粘ったものが勝ち、諦めた者が負ける分かりやすい世界だけど、勝ち負けなんて考えているうちはまだまだヒヨッコですね。


オッサンも早く自分の世界に浸れるステージに行きたいのもである。



今日は4時間で16匹とこの時期にしては釣れたほうかな。


19cmが三匹いたんだけど、20cmは出なかったな〜

この中にウロハゼがいます。どれでしょう?


19cmまでは出るんだけどな〜


12月にもなるとハゼもますます産卵が近づいてきます。


婚姻色で黒くなったハゼも多くなってきた。

もうこの黒さもいる




いよいよ本当の穴釣りの様相を呈してきた秘密の花園。


アタリ穴を探したものは良い思いをし、探せなかったものは徒労に終わるハゼの穴釣り。



しかし、あなたのそのハズレ穴は本当にハズレですか?




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