2020年22回めのハゼ釣りは釣れ続けるのもどうかな…

2020年22回めのハゼ釣りは釣れつづけるのもどうかなぁ…

2020年11月1日。2020年22回目のハゼ釣りに行ってきました。

 

釣り場:「秘密の花園」(KL-B)※釣り場は諸事情により場所は明かせません。申し訳ないです。天気:晴れ釣行時間:7時30分(潮位:180cm下げ2分)〜10時30分くらい(潮位:90cmほぼ干潮)大潮釣果:マハゼ36匹(14〜18.5cm)

 

竿:OGK(大阪釣具)「小魚名人」1.5m道糸:ナイロン1.5号 ハリス:ナイロン1号 ハリ:はぜバリ7号オモリ:丸形1号エサ:アオイソメ&ボイルベビーホタテハリス3cmの中通し遊動仕掛け

 

 

 

人が何を持ってして喜んでくれるのか?

 

それは考えてみれば簡単なことではない。

 

 

このブログでは毎回毎回オッサンが好き勝手に書いてるんだけど、よ〜く思い出してみるとロクでも無いことばかりな気がする。

 

大抵は調子が悪いだの、具合が悪いだの、爽やかとは程遠い内容ばかりである。

 

当然、そんなことをネタにしている本人からすれば、無論調子が悪いのであり、テンションも低く、やる気も皆無なのである。

 

そんな奴の病んだ文章を読まされて、読者はさぞ不快なんだろうな〜っと思っていた。

 

しかし先日、このブログを読んでくれてる釣り仲間から「調子悪い」とか書いてる回が面白いと言っていた。

 

それはつまり、こういうことらしい。

 

もうそこそこの中年世代を迎え、みるみる体力は衰え、どこか体調も悪い。

 

身体が若い頃の記憶で行動してるもんだから、今の自分の状態に違和感と軽い失望を抱き、気は滅入る日々。

 

そんな時、自分と歳も遠くない仲間が「調子悪い」なんて文章を書いていると「なんだ、自分だけではないんだな…」と気分がホッとするらしいのだ。

 

 

オッサンがど〜せ誰もマトモに読んでね〜よ!知るか!!と自暴自棄になって書いているにも関わらず、どこかでは癒やされている人もいたのである。

 

そう考えてみればすべての行動、言動はどこかで人を癒やし、喜ばせている可能性があるということなのである。

 

 

このロクでもないブログを読んだほとんどの人は不愉快であり、もう二度と見るもんか!と心に誓ったことだろう。

 

ところが多数大勢の陰に隠れたほんの一部のまた一部では、この内容に生きる希望といまだかつてない清涼感を味わった人もいるのである。

 

また、”あのブログを見て自殺を踏みとどまった人”や”アレをキッカケにユニセフに10億円寄付した人”、そして数年後には雑誌『プレジデント』誌上において「あのブログなしに現在の私はあり得なかっただろう」と志を燃やした若い成功者も登場するかも知れない。

 

つまり、人は何に感動し、癒やされ羽ばたくのかはわからないのである。

 

そう考えると、100%の人が同じ感じ方をする平坦な喜びからは何も生み出されることはないのではなかろうか。

 

圧倒的多数の意見というものは単にヒステリックな集団意見なのであり、「みんなそう言ってる」と口にするものの、その実情は誰の心にも残らず、誰ひとりとして救ってないのかも知れない。

 

いつものようにゆっくりと

一般的にハゼ釣りと言えば、夏〜秋くらいの風物詩であるハズだ。

 

ファミリーでお手軽お気楽にワイワイ楽しいレジャーフィッシング!

 

それはハゼ釣り。

 

 

季節はもう11月。

 

朝晩はすっかり冷え込み、アレだけ賑わったハゼ釣り場には釣り糸を垂れる人は誰もなく、風に吹かれたタンブルウィードが転がる荒野状態。

 

そんな中、完全防寒装備で鼻水を垂らしながら釣り糸を垂れる姿がある。

 

その名はハゼの穴釣り。

 

一般的とは対局にある季節外れな時期とその姿。

 

飛んでるハエの尻穴に針をぶっ刺すようなテクニックが要求される玄人好みな釣りもの。

 

その名はハゼの穴釣り。

 

まぁそんな大げさなもんじゃなくて、こんな時期だけど、ハゼ釣りが終わっちゃうのが名残惜しいという未練タラタラなヒマ人がやるものである。

 

 

 

本日もハゼの穴釣りに出掛ける暇なオッサン。

 

例年なら朝に近所の釣具屋でエサのアオイソメを調達してから釣り場に向かうんだけど、今年は朝イチからのスタートダッシュが釣果に差が出ている。

 

なので釣具屋のオープン時間まで待ってられないので、イソメは前日までに調達する作戦になっている。

 

今日から11月で朝もめっきり冷え込んできた。

 

御召し物は完全防寒仕様で足は最強防寒長靴で固め、GO TOハゼの穴釣り。

 

その甲斐あって全然寒くないどころか現場に到着する頃には汗だくになっていた。

 

まだ完全防寒は早いな…

 

 

ハゼの穴釣り場【秘密の花園】は今季調子良いというルーマーが広まってるのか、朝イチでもかなりの穴釣り人がいた。

 

「一体誰が情報をタレ流してるんだ!!まったく…」

 

例年は小汚い常連しかいない秘密の釣り場だが、今季は顔を見たことのない釣り人が結構多い。

 

それでもいつもなら初めての人は穴釣りの厳しい洗礼を受けて二度と来ないんだけど、今季は釣れるからな〜

 

 

オッサンお目当てのポイントに向かっているとN氏がいた。

 

この御方、昨季までは単身赴任で遥か西の方に飛ばされ、それでもめげずにハゼ釣り文化の無い地方でハゼ釣りの布教に務めていたザビエルみたいな釣り師。

 

今季はめでたくコッチに召喚され、再びハゼ釣りに勤しんでおられるハゼ釣り界の宣教師である。

 

しかしそのツケは大きく、以前は一緒にハゼ釣りをしていた息子がアッチに行ってる間に成長し、もう見向きもされなくなったらしい。

 

それだけならともかく、N氏が釣りから帰ると「臭い!」と言われる始末。

 

まぁよくある話ではあるが、悲しき企業戦士兼釣り人の宿命である。

 

 

 

そんなN氏の身の上話はさておいて、オッサンお目当ての釣り場は空いてて良かった、良かった。

 

ちょうど今現在は満潮から潮が下がり始めたところ。

 

水も澄んでいるので穴もよく見えて、楽しい釣りになりそうだ。

今日は穴がよく見えるぞ!

 

釣りの準備をする前にまずはエネルギー充填。

 

最近は仕事がハードなもんでお疲れモードだから、ドーピングで元気注入。

「ファイとぉ〜!いっぷぁ〜〜〜つ!」

 

リポD効果で下半身も硬化してきた!というノリは好きではないが、とにかくやる気が出てきた。

 

今日もエサはアオイソメ&ホタテのダブルアタック!

釣れるんだってば!マジで!!

 

最近はハゼの喰いが良いから、イソメの頭は付けたままエサ付けをしています。

 

いちいち頭を切るのが面倒くさいのとイソメエサは頭を付けたほうがクネクネが長持ちするからです。

 

イソメの頭から1cmくらい下をグィ!と強めに摘むと口を開けるので、そのスキに針を口にぶっ刺します。

 

 

あと多分コレは皆さん知っていると思いますが、イソメを使う時はエサ入れには少しづつイソメを入れて使います。

 

っというのも、イソメの体液はイソメ自身にとって毒みたいで体液に触れたイソメは弱っていくんですよね。

 

やはりエサは新鮮でクネクネ暴れる方が釣れるから気を付けたいところです。

 

なので、釣りが終わってイソメが余っても、体液に触れたエサ入れのイソメは他のイソメと一緒にすると全滅とは言わないですが弱りますよ〜

 

 

サッサと釣りの準備を済ませて適当な穴に入れるが、一発目で根掛り…

 

オッサンよくあるんだよな〜コレ…

 

早速、自作の根掛り外し棒で外すっというほど簡単な根掛りではなく、ブチッ!と道糸が切るしかなかった。

 

ダウナーになりそうになるが「ファイト〜!いっぱぁ〜つ!」と気分を入れ替え仕掛けを作り直す。

 

オッサンは穴釣り時は道糸を竿よりも30cm程長くしています。

 

穴釣りは根掛りラインブレイク前提の釣りだから、あらかじめ長くして切れる度にソコから仕掛けを作り直していくためです。

 

切れるのはヨリモドシの結び目がほとんどだから、30cm余裕をみておけば3〜4回くらい分は切れても釣りに支障はありません。

 

もちろん丁度良い長さの方が釣りやすいですが、それだと切れる度に道糸全体を作り直さなきゃならなくなるので面倒くさいし時間とアイテムの無駄使いですよ〜

 

予備の仕掛けをたくさん作っていくっちゅうのもキリが無いしね…

 

 

こんな訳でチンタラやっていると、この釣り場の主(ぬし)と化したH2氏がやって来た。

 

サツを交わし釣れ具合を聞かれるが、一発目で根掛りしたもんで釣れるも釣れないもない。

 

オッサンとほぼ同時に釣りを始めるが、H2氏はいきなりナイス・ホールを見つけ6匹連続で上げていた。

 

さすが主!この人いつもスタートダッシュ決めるんだよな〜

 

H2氏とは逆にスロースターターなオッサン。

 

開始10分程でやっとこさ本日の1匹目を上げてホッとするのでした。

やっと釣れたよ〜!

 

数釣れるのは良いんだけど…

オッサンもカーニバルホールを見つけて一気に逆転を目指すが、今日はそうもいかんらしい。

 

ひとつの穴でせいぜい数匹が良いところだ。

 

それでも結構アタリは多くて、良さそうな穴ならほぼアタっては来る。

 

コンスタントにポツリポツリと上がってきて、結構サイズが良いのも混ざってくる。

 

時にはコレは!っと思わせるサイズもいるが、まだ20cmオーバーではないな…

 

まだ穴釣りサイズに目が慣れてないから目測が正確じゃなけど、20cmオーバーって滅多に上がらないし、そのクラスは顔付きが違う。

 

 

今日はハゼを掛けると穴の中で横穴に入り込まれて上がって来ないのが多い。

 

こういう時は無理に引っ張ると岩の間に道糸が挟まって余計に上がってこなくなるから、すぐに道糸をフケさせてハゼを油断させる。

 

ゼロテンションにしてるとハゼが動き出すので、そのタイミングで横穴方向とは反対側に抜くと大体はハゼが抜けて上がってきます。

 

この状態になるとハゼとの根比べになるんだけど、上手くやればハゼが掛かってる限りはほぼ上がってくるから、焦らないでハゼの動きに注意して頑張ってください。

 

まぁ、中にはスゲェ〜粘る奴がいてなかなか動かないのもいるんだけど、そういうのは大型が多いから希望を持って対処しましょう!

 

んでオッサンも希望を持って対処したんだけど、上がってきたのはダボハゼだった…

結局、根掛り外しでハズしたらダボぢゃんかよ!

 

今日は大潮だからみるみる潮位が下がってゆく。

 

潮位が低くなると、ついさっきまでご機嫌な深さだった穴でもカニやダボが掛かってくるようになる。

 

こうなるとしっかり誘わないと余計な手間と時間をとられる。

 

ダボのアタリ方はすぐに分かるから対処は簡単だけど、問題はカニだ。

 

カニってちっちゃいくせに力があるから、カニにエサを掴まれたらすぐに上げないと持っていかれて根掛かる事が多い。

 

だもんで、ちょいちょい誘いを入れながらカニのアタリをすぐに感じ取ることが大事になります。

 

ボ〜っとしてるとカニが何匹もエサにまとわりつくカニ団子になります。

 

カニが付く度に岩にトントンと落としてカニを振り払う。

 

 

ダボとカニの猛攻にめげずに頑張ってるとハゼのアタリがやってくる事がある。

 

でも潮位が低くなるとハゼの喰いも浅くなるから、なかなかハリ掛かりしないんだよね〜

 

こういう時は勝負エサのイソメの尻尾を使うんだけど、カニも大好物だから一気に付かれてイソメをちぎってくる始末。

 

イソメの尻尾って当然イソメ一匹に一本しかない貴重な特エサだから、カニごときにやられるのはたいそう悔しい。

 

 

浅くなるとハゼのアタリも遠のいてくるけど、それでもマメに探ってるとハゼのアタリが来る。

 

中にはなかなかハリまで喰い込まないハゼもいる。

 

オッサンは見つけたハゼは逃したくない質だから、何度も何度も入れ直して掛かるまでチャレンジするしつこい性格。

 

入れ直す度にイソメやホタテを付け替えて、エサを魅力的にグレードアップさせたりします。

 

ハゼはスレやすい魚だけど、落ちてくるエサが前よりも大きく魅力的なら喰ってくる事が多いです。

 

それでもスレたら、他の穴を攻めてしばらくその穴は休ませ、また戻ってきます。

 

「ハゼに食い逃げを許すな!」ある名人の御言葉ですが、それを尋常じゃないくらい献身的に再現する粘着質なオッサン。

 

狙った獲物は逃さん!っていうか、単に悔しいだけなんです。

 

 

まだまだやろうと思えば釣れるけど、もう疲れたので納竿。

 

3時間で36匹と本日も穴釣りとは思えない数が上がりました。

今日も釣れたな〜

 

最大サイズは18.5cm。19cmはいったと思ったけど…

 

H2氏のクーラーボックス。60匹以上いるから気持ち悪い

 

数釣れるのは楽しくて良いんだけど、ちょっと心配な事が…

 

今季は数の割に抱卵してるハゼが少ない。

 

まだ産卵には早いからカモしれないけど、これだけ釣れれば抱卵ハゼがそこそこいても不思議じゃないだけど、やはり少ないですね。

 

単純にこれからというなら良いけど、何か悪い前兆じゃなきゃいいな〜

 

 

 

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