2020年夏シーズン12回めのハゼ釣りはドン底…

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2020年夏シーズン12回めのハゼ釣りはもうダメだ!

2020年8月23日。
2020年夏シーズン12回目のハゼ釣りに行ってきました。


釣り場:多摩川羽田付近
天気:曇り一時雨
釣行時間:6時30分くらい(潮位:185cm上げ8分)〜
8時30分くらい(潮位:200cmほぼ満潮)中潮
釣果:マハゼ6匹(9cm〜13cm) 


竿:2.1m 道糸:ナイロン0.8号 ハリス:ナイロン0.6号
ハリ:袖1号スレ オモリ:自作Fe(鉄)オモリ。1号相当の重さ 
エサ:ボイルベビーホタテ
ハリス3cmの胴付ミャク釣り仕掛け




まいど!オッサンです!!


んじゃ〜また来週!ステイチュ〜ン!!


で終われたらさぞかし楽だろう。


さすがに今回は何も書くことがない。



ご覧の通り、2時間のハゼ釣行でわずかに6匹…


コレが冬の穴釣りならご機嫌だろうが、今現在8月である。



ハゼ釣りの最盛期がいつなのかは意見の分かれるところ。


人によっては、9月が数とサイズもそこそこ上がるからハゼ釣りは9月だよ!という人がいれば、やっぱり8月でしょ!クソ暑い中、水に立ち込んでやるのがハゼ釣りだよ!という人もいる。


オッサン的には7月が一番数釣りが楽しめる時期だから最盛期と思ってる。




まぁ、釣りは各々の楽しみ方があるからいろんな意見があってしかるべきだけど、共通してるのは釣れないとツマラナイ。


当然だ。だって釣りなんだから。


しかし中には、釣り場という非日常空間でノンビリ釣り糸を垂れる風流を楽しむ、というワビサビを釣りに求める輩もいるだろう。


でも、そんな呑気な思想は毎日のように釣り場に来れるリタイア層の話で、ある意味ものの哀れである。いとおかし。


そんな暇を持て余す後期高齢者ならいざ知らず、週末にしか釣り場に来れない現役世代は限られたTPOで釣りをやるしか無い。


釣り場に来たからにゃ〜、水面にゴミが一面に浮いてようが(←よくある)、お子様がすぐ隣りで水遊びしてようが(←たまにある)、水死体が浮かんでようが(←コレはマズイ)、釣りを決行するしかないのである。


そこには風流なんぞ介入する余地は微塵もない。


「今日は釣れないけど、釣り場の様子だけ確認してまた来ればいいや!」なんぞ言ってられず、「何とかして釣らねば!いざキャバクラ!!(←カビの生えたオヤジギャグですな)」の覚悟である。


釣ったか釣れなかったかの即物的な結果だけが全ての世界である。



んで即物的なハゼ釣りをするオッサンですが、「今日もダメでした!」を繰り返すのも飽きた。


釣れなきゃ釣れる釣り場でやれば良い話なんだけど、今年はどこも全滅でどこにも行きようがない…


しょうがないので、釣れない釣り場で仲間の釣り師たちと議論する。


何だろうね?この釣れない原因は?


○暑すぎて水温が高いから
○ハゼの数自体が減ってるから
○プロ野球のピッチャーがホームラン打ちまくってるから
etc、etc…


白熱した議論はとどまるところを知らないが、決定的な原因は謎である。


まぁ例え原因が分かったところで、人間側にはどうしようもないだろうて…


出来ることと言えば、釣れてきた!という情報が出るまで釣り場に行かないことくらいしかない。


結局は釣りをしないのが一番の解決法である。


釣れない釣りを毎週のように繰り返し、ず〜っと悶々とした生活を続けるくらいなら、いっそのこと釣りをやらない方が精神衛生上は健全だろう。


分かっちゃいるけど、オッサンからハゼ釣りをとったら何が残るん?


ハゼ釣りをしながら長考したことがあったんだけど、ミジンコ繁殖とか近所の野良猫とじゃれるとかコンビニのスイーツ制覇とか…ロクなものが浮かばなかった。


何でこんな有り様になったんだろう…?考えれば考えるほど凹んだので、もう考えないことにした。

御言葉はないもんかな…

さて、今日もハゼ釣りだ!!


目覚めると昨晩の雨でちょっと涼しい朝だった。


空はまだ曇天で、予報によるとまだ雨が残る感じ。


一応カッパ持参で愛車を漕ぎ出す。


清々しい朝だったが、気分が重いのは否めない。


チョロチョロと各方面の情報筋からハゼが釣れなかった報告が入ってくるんだけど、それを勘案すると今日も釣れないのは覚悟している。


8月に入ってからず〜っとダメ続きで、人間こうなるとかえって開き直れるもんで、「どんだけダメなのか試してみよう!」というトホホなモチベーションだけが原動力になってくる。



本日の現場は多摩川の羽田で、オッサンちから一番遠い釣り場である。


何でダメなのを分かっていて一番遠い現場に行くのかな〜?と少々憤るが、ダメ前提だけど「もしかしたら、今日から再び釣れるかもしんまい!」という釣り人特有のお花畑思考がないわけでもない。


なので、平常時だったらこの状況で行くであろう釣り場に向かってるのである。




現場に到着すると、さすがに釣れない状況は周知されてるらしくハゼ釣り人は少なかった。


釣れないんじゃ釣り人は少ないよね…


昨日からの雨で水も濁っていて、上流から流れてきたであろう浮遊物も多く浮いてる。


いまさら確認することでもないけど、良い状況ではないな…泣きっ面に蜂とはこの事だ。


とは言え、ここまで来て釣り糸を垂れないわけにもいかないもんだから、釣りの準備をする。



竿は迷わず2.1mでアタリ&操作重視。


釣れてりゃ〜多少雑な釣りをやっても良いだろうけど、釣れてないもんだから繊細な竿さばきが求められる。

たぶん細かい釣りになるだろうて


エサのホタテがまだ凍ってたので水に漬けて解凍するが、水に浮くホタテと浮かないホタテがあるのは何でだろう?


気分的に沈むホタテの方がエサとして釣れる気がするが…

沈むほうが身が詰まってる気がするのは気のせいか?



準備が終わり、さぁど〜だァ!と投入。


しかしというか案の定というか、音沙汰なし…


3回入れ直した時にやっとアタリあり!


最初のアワセでは掛からなかったけど、次で掛けた。


上がってきたのは、大したことのない引きの割には良型のハゼだった。

このサイズならもっとやる気を出そう!君!


その後、すぐに2匹上がって「思ったよりも釣れんじゃん!」と期待が膨らむが続かず、全然釣れなくなった。


どこに落としてもアタらない。


否、アタリが無いというのはハゼのアタリがないという意味で、場所によってはズ〜っとアタってくる。



たぶん奴だろう…


そのアタリ方とハリに全く掛かって来ないその所業。


時おり、奴が水面を飛び出すのが見える。


どうやら水中には奴がウジャウジャいるようだ。


ある時、今まで一度もハリ掛かりしなかった奴が釣れた!

コレが奴だ!


コイツの名は「ボサエビ」と言って、ここらへんでは名物のかき揚げとかにして食べるらしい。


確かに、ほぼ透明でテナガエビよりも美味しそうだ。


暇つぶしで今まで釣ろうとしても全然釣れなかったけど、今回初めて釣れた。


ハゼ釣りでは邪魔をしてくるから厄介なんだけど、ハゼがアタって来ないもんだから暇つぶしにはなった。


ボサエビが釣れてちょっと嬉しいオッサンだが、ホンマもんの外道も釣れてくる。

コイツはチチブだが外道には変わらん


さっきからボサエビとチチブのダブルアタックばかりでハゼが全然アタってこない。


何もないまま時間だけが過ぎ、1時間でわずか3匹…

序盤に釣れただけ…


恐らくこのまま続けてもほとんど釣れないだろう。


数少ないハゼ釣り人もひとりまたひとりと消えてゆく…


確かに、満潮に向けて潮が止まり始めてるので状況は悪くなるばかりだから、期待は出来ないだろう。



空には黒い雲が流れてきてるから、雨が降る前に帰るべきだろう。


ハゼが釣れてるならカッパを着てでも続行だが、釣れる要素が微塵もない。


チャリで30分の帰り道を濡れずに帰るなら、いますぐ決断すべきだろう。いまならまだ間に合う。


しかし、このまま3匹ですごすごと引き下がれるのか?


空を見上げながら後ろ髪を引かれる思ひ。



結局ハゼ釣りを続行するが、相変わらず何も変化がない。


そのうちに雨がポツポツと降り出した。


やっぱり落ちてきたか…


仕方なくカッパを着ようとすると雨が上がる。


何だよ!この天気は!?まぁ、降らないならいいけど…



ハゼが釣れないもんでモサ〜っとしていると、近所の高齢者がオッサンのバケツを覗き込んで言ってきた。


「お〜!釣れてるね〜!!」


”こいつイヤミか!?”一瞬、この高齢者を多摩川の遠浅に埋めてやろうと思ったが、まだ話したいことがあるらしいので聞いてみることにした。


「やっぱり厳しそうだね〜。急に気温が下がると釣れないんだよね〜…」


高齢者は釣れない原因をこんこんと物語り始めた。


ん?話を聞いて欲しいだけか…


釣り場にはこのように持論を展開する語り部が必ずいる。


別に悪気があってやってるわけじゃないだろうから適当に聞いてるフリをするんだけど、釣りをしてる脇でネバーエンディング・ストーリーを語られてもな〜



このタイプとは真逆で、本当の釣り師が語ってくれる時もある。


モノホンって一言二言で終わらせるんだよね。


それはコッチは釣りをしているから、その邪魔はしないということなんだろうな。


でも語ってくるその一言って、何気ないんだけど真理を突いたもの凄く重い意味があって、後に「あ〜、この事言ってたんだ!」と気づかされる。


そういう言葉はけっして忘れないようにするべきである。


モノホンの見分け方は、しばらく黙ってコッチの所作を見てから(たぶん言うべきか吟味してるんだと思う)、一言二言の御言葉で済ませる簡潔さ。


コレに出会った時は耳をチェブラーシカにして拝聴し、その言葉を胸に刻むべきである。


その一言はあなたを大きく導いてくれるハズである。


オッサンも出会うことがあるけど、その確率はひとシーズンに多くて1〜2回が良いところ。


しかし、その出会いはひとシーズンその釣り場に通い詰めるよりも大きい価値があるのは言うまでもない。




という訳で、2時間で6匹とすってんてんのハゼ釣りとなりました。

ど〜すんだ?コレで?


はぁ〜…、「ここにハゼが大量に居ますよ!」という御言葉はないもんかな…




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