2018年30回めのハゼ釣りは今シーズン最大サイズ更新

2018年30回めのハゼ穴釣り「20cmとは言うけれど…」

2018年11月11日。2018年30回目のハゼ釣りに行ってきました。

 

釣り場:秘密の花園(KL−1→KL-H1)※「秘密の花園」という釣り場は諸事情により場所は明かせません。申し訳ないです。天気:晴れ釣行時間:8時30分(潮位:180cmほぼ満潮)〜11時00分くらい(潮位:134cm下げ6分)中潮釣果:マハゼ7匹(13.5cm〜19cm)

 

 

竿:1.5m 道糸:ナイロン1.5号 ハリス:ナイロン1号 ハリ:ナノヤマメ7号のち袖4号スレオモリ:自作Fe(鉄)オモリ。1号相当の重さ エサ:アオイソメハリス3cmの胴付ミャク釣り仕掛け

 

 

 

つい数週間前まではハゼの穴釣りとは言っても、すごく浅い穴や穴とは呼べない岩の影でもマハゼが釣れた。

 

数も通常の穴釣りでは考えられないくらいに伸びたので、正確に言えば”穴釣り”とは呼べないシロモノだった。

 

 

しかし、そろそろ本格的な穴の季節に突入してきているらしく、数は上がらなくなってきている。

 

反面、サイズが大きくなり目標としている20cmオーバーの期待も膨らんでくる。

 

 

本日もハゼの穴釣り場『秘密の花園』での釣行なわけですが、オッサン的には少々焦っている。

 

今までの傾向から大型ハゼが釣れるのはだいたい11月中旬から12月中旬までの期間。

 

この期間内に20cmが上がらないと、そのシーズンはハズレとなる。

 

「まぁ、そこまでして・・・」とか「そんな時期までハゼ釣りできるんだから別に良いじゃん!」とも思うが、こんな寒い時期まで鼻水垂らしてハゼ釣ってるんだから、何かしらの見返りは欲しいと思うのが人情である。

 

オッサンの場合はその見返り目標は20cmというサイズであり、未だ体験出来ていない重量感と引きを今年こそ味わいたいものである。

 

 

 

秘密の花園という釣り場はとてもマニアックなのでいつも同じ顔ぶれが揃い、同じ厳しい釣りモノを実践する”同志”という仲間意識も手伝ってか気さくに話をする機会が多い。

 

まぁ、いろいろと情報交換をするのだが、必ず出てくるキーワードが「20cm」という数字。

 

「この前は20cmが何匹も釣れたよ!」とか「やっぱり20cmになると引きが違うね〜」といった活用法なのだが、オッサンはそれを聞く度に「ふ〜ん・・・」と思う。

 

もちろん、この「ふ〜ん・・・」は感心してのふ〜んじゃないのは言うまでもない。

 

疑心暗鬼のふ〜んである。

 

 

語り部は大ハゼの指標として20cmという数値を出しているんだろうけど、20cmのハゼなんてそうそう上がるものではない。

 

これはある釣り師と話していた時に「みんなよく20cmと言ってるけどそんな訳ないよね〜」と意見が一致した。

 

その釣り師はもう現役を引退してるんだけど昔は大工をやってたようで、物事のサイズ感は測らなくてもミリ単位でほぼ正確に分かると言ってた。

 

オッサンも現場仕事なのでこのサイズ感の話はとても理解できて、大型は自分の希望も相まって実際以上に大きく感じる傾向があるが、現実にはそれほどのサイズでもないのがほとんどだ。

 

ましてやオッサンには自作のハゼスケールがあるので、ハゼサイズを正確に見ることができる。

 

 

語り部も悪気はないんだろうけど、やたら20cmが登場するが、得てして武勇伝とは尾ヒレがつきものでハゼ釣りとてそうなのである。

 

恐らく実際には19cmがいい所で、下手すりゃ〜18cmが20cmに化けてるのかもしれない。

20cmの化物クラスはそう簡単には上がってこないぞ!

 

まぁそんなわけで、そろそろ”本物の20cm”の期間に突入し始めているので今年こそ釣り上げるんじゃ!と気合だけは入るオッサンなのでした。

すぐに見つけたアタリ穴

本日の現場は満潮からの下げ潮狙いだけど、別に狙ってこの潮汐に来たのではなく、朝〜午前中に釣りを済ませたいがために来たらこんな潮だったというだけ。

到着した時がちょうど満潮

 

もう少し潮位が低いほうがオッサン好みなんだけど、すぐに引き始めるでしょ!とお気楽に釣りの準備を始める。

 

 

今日始めに使うハリは「ナノヤマメ7号」

 

わざわざこのために買ってきた秘密兵器というわけではなくて、シロギスの沖釣りに使っていたハリ。

 

今はシロギスでは別のハリを愛用していて、ナノヤマメはもう使ってないから遊ばせておいてもしょうがないからハゼの穴釣りに使ってみようと思った。

 

正直、ハゼ釣りに使うのはもったいない程のオーバースペックなんだけど、これで20cmが釣れるなら!と清水の舞台からバンジージャンプの覚悟で持ってきた。

ハゼ釣りに使うにはもったいないな・・・

 

心配なのはエサのアオイソメ。

 

先週の余ったイソメを冷蔵庫で一週間眠らせておいたが、シナ〜っとしていてツヤと元気がなく、何よりも強烈な異臭を放っている。

死んでるわけじゃないけど鼻が曲がるほどの異臭

 

以前H氏が釣り終えた時に、切ったイソメは捨てて、そうではないイソメは丁寧に保存していた。

 

「傷ついた虫エサは毒を出すから一緒にしちゃいけません!」って言ってたが、エサごときに愛がないオッサンは先週使ったまんま、ごちゃ混ぜにしたまま冷蔵庫へポイ!だった。

 

その甲斐あってのこの異臭なんだろう。

 

オッサンいわく「ニオイがキツイほうが釣れるんだコレが!」

 

専門家筋になると何かとキツイのを好む、と思いたい。

 

 

呼吸を止めながらハリにエサを付けるが、フニャ〜っとしてるからエサ付けはやりやすいが釣れるのかこんなんで!?と不安になる。

 

まぁコレしかエサがないもんだから、コレでやるしかない。

 

 

 

期待を込めて手頃な穴にスルスルと落とすがカニのアタリすらない。

 

やはりこのエサはマズかったかな・・・と一度竿を上げようとしたらいきなり根掛かりで仕掛けまるごとロスト。

 

一投目にして心が折れる。

 

 

渋々仕掛けをチャンジしていると遠くから嫌な音が近づいてくる。

 

いつものウェイクボードのボートがやってきた。

 

釣り場の空気が一気に重くなる。

 

このボートは至近距離で何度も往復するから、ボートの波で釣りにならん!

 

 

 

仕掛けをセッティングし気を取り直して再び釣り開始。

 

するとナイスな穴を発見!

 

マハゼ特有の引きで本日の一匹目が上がってきた。

 

先週の課題だったハリ掛かりからのバラシ問題もある方法で克服できたようだった。

ボウズのがれの一匹目

 

この穴はアタリだったらしく立て続けにアタリが続く。

 

 

落とし込み釣法でゆっくり目に落とすとすぐにアタリあり!

 

すぐにアワセを入れず、少し喰わせてから大きめに引いた時にアワセると面白いようにハリ掛かりする。

 

こんな調子でこの穴からは6匹もマハゼが上がってきた。

 

7匹目で無念のハリ掛かり後のバラシでこの穴は終了。

 

まだいそうな気配はしたけど、喰ってこなかったので他へ移ることにする。

 

 

いつも言ってるんだけど、やっぱり同じ穴からは大きいハゼから喰ってくる。

 

絶対というわけではないけど、ほとんどはよりサイズが大きい方から上がってくる。

 

 

 

 

さっきから気になるのは隣りの釣り師。

 

ここの常連らしいがあまり見ないお顔。

 

気になったのは使っていたその竿で、短すぎないかというくらい短いのだ。

 

例えるならハリーポッターが使っている魔法の杖みたいな感じ。

 

その短さと恐らくはお手製だろうと思われる自然木を使った持ち手で、本当に魔法の杖だった。

 

 

「やっぱりオリバンダーの店で買ったんですか?」「材質はヒイラギで、芯には不死鳥の羽が入ってるんですか?」と聞きたくなるくらいな仕上がり。

 

 

釣果的には魔法が掛かってないらしく、短いから狙える穴も限られていて厳しそうだった。

 

まぁいざとなれば青い光が出て、ハゼの方からビクに入ってくるだろうから心配ないだろうて。

今シーズン最大サイズが釣れた!

ここまでは調子よく釣っていたオッサンですが、それもここまで・・・

 

この後はカニ釣り一本になってしまいました。

 

元々死んだも同然なイソメを使っていたんだけど、時間の経過とともにそのダメダメ感が増してくる。

 

ニオイはもとより、プチプチ切れるわ、何かネバネバっぽくなってくるわでもう触るのもはばかれるくらいだ。

 

いっその事、空バリでハゼのボディ狙いで引っ掛けた方がマシに思えてくる。

 

 

しかし、ハゼはちっとも反応しないがカニは仰山くっついてくる。

 

カニとかエビって海の掃除屋さんだから、死んだ魚とか溺死体とかに群れるらしいから、こんな半分腐ってるようなイソメにも反応するんだ・・・

 

 

もう今日はダメかな・・・とイソメ同様に死んだようになったオッサンだったが、ある穴で再びマハゼの反応あり!

 

腐った死体は生き返り、再び釣モードに突入するがハリ掛かりしない。

 

質でダメなら量で勝負じゃ!と腐ったイソメをまるまる2匹括り付けて落とすとすぐに喰ってきた!!

 

慎重に喰わせてからアワセると掛かった!

 

一気に竿が持っていかれる。

 

デカイ!!

 

心を落ち着けてゆっくり竿を上げ、引きをいなしながら慎重に上げてくる。

 

穴から出てきたのは今季一番の大型ハゼ。

 

出てきてもまだ水中で暴れる。

 

ここで慌てて抜きあげるとバラす可能性もあるので、しばらく泳がせる。

 

おとなしくなってから抜き上げてゲット。

 

本日最大のハゼが上がってきた。

もしかして20cmいってる!?と思ったけど・・・

 

計測は後のお楽しみにとっておく。

 

 

実はこのハゼが今日のラストハゼ。

 

これ以降はアタリすらなし!

 

挙句の果ては小さなセイゴが穴から釣れる始末。

 

最初はウグイかと思ったけど、顔つきが違うし。

他の人のハリまで付いてた。全部外してリリース

 

 

結局イソメのニオイにやられて2時間30分で納竿。

 

7匹と最初の穴を見つけられなければヤバかったですね。

これくらいが通常の穴釣りの釣果

 

19cmギリギリ。今シーズンベスト!

 

17.5cm弱か・・・

 

15.5cm

 

15.5cm

 

15.5cm

 

13.5cm

 

13.5cm

 

今日は今シーズン最大サイズが釣れたからとりあえずは良しとしましょう。

 

 

 

バラシ問題を克服したある方法とは

まぁもったいつけるほどのもんでもないけど、一応は上手くいったようなのでご報告までに。

 

アワセを入れるまでは今までどおりなんだけど、ハリ掛かりしたらゆっくり目に竿を上げていくのがポイント。

 

掛けた時にハゼが横穴に逃げ込まれたくないがために、一気に竿を上げるとハリから外れやすくなると思います。

 

さらに一番危ないのが穴からハゼが出てくる時。

 

この時にハゼが一気に暴れるのでハリから外れやすくなります。

 

ここでもゆっくり目に竿を上げるというのは同じ。

 

つまり、ハリを掛けてから水面から抜き上げるまではハゼの重さと引きをいなしながら強引に勝負しないということになります。

 

大型ハゼを早く取り込みたい気持ちはわかりますが、急いては事を仕損じるで、貴重な大ハゼだからこそ慎重にかつハゼの引きを楽しみながら慌てずに取り込みたいものです。

 

 

ここまで来たら、穴から出てきたハゼを水中で泳がせるくらいの余裕が欲しいところです。

 

実際にそこまでできれば、水面から抜き上げたハゼが疲れるのか脱力して動きが悪いもんだから、安全かつ確実にキャッチすることが出来ます。

 

オッサンも何度も経験がありますが、キャッチし損ねて海に落ちていくハゼを見届けるのは残念というよりも衝撃ですよね。

 

 

今日はこんな感じでハゼを取り込んでました。

 

これが上手くいったのはナノヤマメという鋭いハリを使ってたからなのか、オッサンの取り込み法が上手くいったからなのかは謎ですが、もうナノヤマメが無くなったので次回に答えが出るのかな。

 

 

 

恐らくですが、一気に勝負しようとしてバラすのはオッサンが使っている竿に原因があるのかもしれません。

 

オッサンが穴釣りで使っているのは1.5mの小物釣り用の竿。

 

短竿なので本来はタナゴとか小ブナ用の竿で穴ハゼを釣る想定ではないでしょう。

 

 

思うに、大型の穴ハゼが掛かると竿が必要以上に曲がって竿の弾性限界を超えているのかもしれません。

 

限界を超えているので、それ以上の引きをいなせなくて暴れるハゼがハリから外れる。

 

そういうことなのかもしれません。

 

 

釣り場の手練達は、様々な竿をカットしたり改造したりで対応しているようです。

 

 

サイズを考慮して硬い竿を使ってみたりもしたのですが、やっぱり硬さで弾いちゃってハゼが外れる。

 

柔らかい竿の方が外れにくかったんですよね〜

 

ハゼが掛かると竿がグニャ〜ってしなって見た目にも面白いし!

 

なので今のところはこの竿で満足しています。

 

 

 

19cmで今シーズン最大とはいえ、本日も20cmは来なかった・・・

 

気合だけは入ってるんだけどギータばりの派手な空振りに終わった。

 

もしかしてハリから外れて水面で落ちていったあの大型が20cmだったかも・・・

 

逃した魚は必要以上に大きいが、悔しいという気持ちがあるうちはまだ希望もある、というふうに思いたい。

 

 

 

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