2025年多摩川のテナガエビ釣り開幕!2025年4月27日2025年最初のテナガエビ釣りに行ってきました。ポイント:多摩川六郷川橋梁の上流(川崎側)天気:晴れ釣行時間:7時00分(潮位130cm下げ3分)〜8時30分(潮位70cm下げ7分)大潮釣果:7匹(8.5cm〜13cm)竿:「GR愁渓」2.1mと「清滝」2.1m道糸:フロロカーボン2号ハリス:ホンテロン0.8号ハリ:タナゴ針-極小新半月ウキ:発泡スチロールの玉浮きオモリ:中通し1号エサ:ミミズ(自己調達)仕掛け:ハリス3cmの一本針ウキ仕掛け世間ではいよいよ大型連休が始まった。オッサンのGWといえば、オーストラリアハミルトン島のホワイトヘブンビーチのリゾートでゆったりするのが定番の過ごし方って感じ。グレートバリアリーフのターコイズブルーの海と、対象的なコントラストの白く輝く砂浜にて、キンキンに冷えたモヒートで乾杯!毎年このビーチに来ているが、やっぱりこの時期はココが一番しっくりくるって感じかな。そうねぇ〜、このビーチが似合うのはオッサンの他にはキャシー中島くらいかな。おいおい、そんな羨望の眼差しで見るなよ!Palya! ( パリャ )※現地語で「こんにちは」の意っと、中途半端なボケをやるのも恥ずかしいんだけど、とにかく世の中ではGWが始まったらしい。この期間、飛行機国際線の予約数は100%超えで、メディアでは海外に羽ばたく日本人旅行者をしきりにアピールしている。「7泊8日。機内でも1泊!世界遺産が楽しみ♪」といった、景気の良いインタビューの数々…しかし実際は、そんなセレブな日本人はホンのひと握りで、貧乏になリ下がったこの国では、庶民は海外どころか国内旅行でさえ尻込みする昨今。インバウンドの外国人を横目に、日帰りレジャーすらままならず、近所のスーパーの特売に東奔西走する休日を過ごすハメになるのが現実だ。社会の底辺で蠢くオッサンも、GWはどこ行くアテも金もなく、あるのは怠惰に過ごす時間だけ…そんな訳で、テナガエビ釣りで時間を潰すのがオッサンの大型連休のおしゃれな過ごし方。まだ夏でもない中途半端なこの時期で、自転車圏の釣りモノってテナガエビくらいしかない。とは言え、毎年たいして釣れんのだが、釣れないエビ釣りでもしなけりゃ〜時間さえも潰れることがない。本日この日、テナガエビ釣りの開幕日を指折り数えて待ち焦がれていた!ということは全くなくて、「そう言えば、テナガエビ釣りっていつからだっけ?…」といった程度のノリ。昨年の開幕日を調べてみたらちょうど今だったので、慌ててテナガエビ釣りの準備を始めた始末。今年の1月までしつこくハゼの夜釣りをやっていて、その後はず〜っと冬眠してたもんだからすっかり頭がボケていた。今朝、久しぶりに早起きし、テナガセットを愛車にぶち込んで自宅を出発。もっと暖かいと思ってたんだけど、昨晩の雨の影響なのか、手が冷えるくらいに寒かった。「寒いし、ダルいな〜…」とブツブツ文句を垂れながらチンタラと愛車を漕ぐ。オッサンも歳をとったのか、思った以上に前進してなくて「こんなに遠かったっけ?」と憤る。多摩川河川敷に出ると本日の目的地が対岸に見えるが、橋を渡らなければならないので大きく迂回を余儀なくされる。「誰か、この最短距離に橋架けてくんないかな〜」っと思うが、誰しも老人になるとワガママになるのしょうがなかろうて…途中、河川敷に川崎競馬の練習馬場があって、しばらく競走馬を眺める。「ブルル、ブルル…」と馬が走るタイミングよく堤内側の厩舎からの移動にかち合うと、目の前で馬が見れる。競走馬ってカッコいいね〜!競走馬に勇気と元気をもらい、オッサンも「ブルル、ブルル…」言いながらテナガポイントへ向かう。程なく、オッサン指定のポイントに到着するが、相変わらずテナガエビ釣り人は誰もいない。かつてのテナガエビ釣りのメッカも現在は見る影もなくて、ず〜っと続くテトラポット帯に釣り人はオッサンひとり…今年も誰もいないね〜まぁ、たいして釣れないんだからしょうがないよね…今現在の潮位は思ったよりも低くて、本日は大潮だからこれからもドンドン下がってくる。コレを見越して早めに釣り場に来たつもりなんだけど、予想よりも潮位が無かったので、慌てて釣りの準備を始める。うわ〜、潮位低すぎるよ使う竿はいつものようにハゼ釣りで二軍落ちした奴。この釣りモノは竿の性能は重要ではないけど、テトラポット帯の上から釣り糸を垂れるので、長めの2.1mを使っている。岩の小さな隙間に落とすので、仕掛けは直線的な形。道糸は2号で少し太めなんだけど、コレは岩に擦れたり、ハリ掛かりしたテナガエビが暴れて岩の隙間に逃げ込んだりするのを無理やり引きずり出すため。目印の浮きと中通しオモリ、オモリ止めを兼ねたヨリモドシの先にハリス3cmの針を付けた、な〜んの変哲もない仕掛け。まぁ、普通の仕掛けですな浮きは発泡スチロール球に穴を開け、そこへ輪ゴムを通した貧乏臭い、浮きとも呼べないただの目印。テナガエビ釣りでは浮きなんてただの目印であれば良くて、エビが餌にちょっかい出してきたのが認識できればそれで良し!要注意なのが、浮きは小さい方が良いです。というのも、エビってその場で餌を食べることは少なくて、ハサミで餌を摘み、自分のテリトリーにお持ち帰りしてからやっと食べ始めます。浮きごと岩の隙間深くに持って行かれるから、浮きが大きいとその時に根掛かりする可能性が大。なので、オッサンみたいに貧乏臭いのは問題外だけど、玉浮きの小さい奴とかシモリ浮きとか、なるべく小さくて根掛かりしづらい形が良いと思います。どうにも貧乏臭いね!コレ!針はタナゴ針の新半月(極小)を使ってます。テナガエビ釣りハイシーズンのエビサイズならエビ針でも良いと思うけど、この時期はまだ小さいからタナゴ針を使います。エビってハリ掛かりが深いとすぐに死んじゃうから、なるべく小さく細い針でできる限りダメージを少なくする意味もあります。極小のタナゴ針あと、オッサンは竿二本を置き竿にしているので、テトラポットから竿が転がり落ちないようにしています。こんな感じにて…洗濯バサミにヒモを付け、スパイクオモリに接続して重しにしています。いろいろやったけど、コレが一番安定した。餌はいつものようにミミズ。タダだからイイね〜!コレは近所の公園で捕まえてきたズミミ様。ミミズって土を掘ればどこからでも顔を出すイメージだけど、最近はそうでもなくて、なかなか見つからなかった。公園で遊んでいるチビッコやその保護者達から不審者扱いの冷たい視線に耐えながら、広い公園内を土をほじくり返しながら、やっとズミミ様がいる場所を突き止めた。カナブンの幼虫はゴロゴロ出てくるけど…貴重なズミミ様ゲットぉ!使う時は、ミミズをハサミでみじん切りにします。【閲覧注意】なキモ悪さ!針に刺し通せばOK!正直、ミミズよりもテナガエビ釣りの定番餌であるアカムシの方が、ハリ掛かりが良いから釣れると思います。しかし、オッサン的にはテナガエビなんぞにビタ一文かけたくないので、タダで手に入るミミズを使ってます。釣れたテナガエビの入れ物は、使い古した水くみバケツ。オッサンはエビも持ち帰らないのですが、釣りが終わり活きたままリリースするために、そのバケツにシートの切れ端とエアポンプを入れてます。シートは入れるとエビが落ち着くため。かわりにそこら辺の草をむしって入れても良いです。エビが落ち着くのでソーラー式のエアーポンプで弱らないように。透明アクリルケースは自作このポンプも「数年もてばいいや!」と思ってたけど6年目に突入。未だ現役でございます思いのほか釣れた!このようにチンタラ準備していたらすっかり潮が引いてしまい、かなりやばい状態…果たして釣りになるのか?こういう時は、低潮位限定オッサン極秘のポイントへ。と行ってみたんだけど、アレ?ここだよね?と何度も見直すくらいに昨年と石組みが変わっていた。そこそこ大きな石組みなんだけど、以前とは違った景色になっていた。そりゃ〜、そうなるか…台風とか豪雨で増水&急流になれば、こんな大きな石でさえ簡単に動いてしまうのか…とは言え、なんとなく面影は残っているので、ココが珠玉のポイントに間違いないハズ。適当な石組みの穴にスルスルと仕掛けを落とすとすぐに発泡浮きがピョコン!と動いた。「お!いるいる!」テナガエビ釣りはココからが勝負。どれくらい喰わせの時間をとるのか?先ほど記述したように、テナガエビは餌をすぐに口に入れるわけじゃなくて、まずはハサミで摘んで自分のテリトリーにお持ち帰りし、そのあとに落ち着いて食事に入る。なので、浮きが反応したからといって、すぐに竿を上げても100%釣れない。浮きが移動した後に落ち着くのを待つ。浮きがピョコピョコ動いている内はまだ餌を口に入れていない証拠で、こういう時って他のエビと餌を奪い合っていたりする。餌をハサミで摘みながら他のエビから逃げているような情景をイメージしながら、とにかく待つ。浮きが止まるまで我慢なんだけど、浮きが岩の隙間に消えていって見えなくなる事も多い。でも、このパターンは良型エビであることも多いから期待が持てる。オッサンの場合の待ち時間は、だいたい90秒~2分くらい。オッサンはせっかちな性格だから、そろそろ…と思ってからもう30秒は待つようにしています。こんな事をやってるので腕時計は必須なのが、この釣りモノ。あ、ちなみにこの待ち時間はミミズ餌の場合で、アカムシ餌の場合はもっと短くて良いと思います。あまり長く喰わせても完食して針を吐き出すので、このサジ加減は経験と勘になります。頃合いで竿をゆ〜っくりス〜と上げると、ビクン!ビクン!と懐かしいテナガエビの小刻みな引き。確実なハリ掛かりを確信したら、多少強引に穴から引きずり出す。ココで躊躇すると穴の奥底に入られて根掛かりすることも多いから、躊躇は禁物。テナガエビってけっこう引きが強いから、慣れないうちはおっかなビックリになってしまい、仕掛けごと奥に引きずり込まれ、根掛かりでエビごと仕掛けロストになるんだけど、ここは心を鬼にして好きにやらせないこと!あと、エビが逃げる方向と反対方向に引っ張らないとコレまた根掛かります。とは言え、強引過ぎると今度は口が切れて針から外れる。こうなってしまったエビは、弱って昇天してしまうんだろうな…テナガエビってハリ掛かりするととにかく暴れまくるから、好きにやらせないかつ絶妙な引っ張り加減のやり取りがこの釣りモノの醍醐味かな。っという訳で、今シーズンの一匹目が上がってきた!今シーズン最初の一匹目。ありがとう!久しぶりだから針を外すのに手こずった。エビの口は摩訶不思議ワールドもう一本の竿も上げてみるとこちらも掛かっていて、二匹目。お!こっちも!テナガエビのハサミってこじんまりしているから挟まれて大した事ないって思うけど、意外に痛い!久しぶりの痛気持ち良さ!この後も二本の竿に絶え間なくアタリがあって、さすがは珠玉ポイントだ。立て続けに釣れる!昨年もそうだったけど、開幕戦って意外に釣れる。とは言え、潮位がみるみるうちに下がり続け、さすがの珠玉エリアも釣りにならなくなったので移動。次も実績エリアにやってきたんだけど、こっちも潮位が低すぎるな〜テナガエビはまだ残っていると思うんだけど、この低潮位だとハリ掛かりしない小エビばかりで、竿を上げるとピュン!という感触だけ残して消えてしまう事が多発。んで、やっと良型が掛かった!と思ったら、コイツだった。いつでもどこでも元気な奴コヤツはバクっと喰ってくるし、喰わせる時間を長くとってるから針をゴックン飲み込んでるんだよね〜面倒臭いな〜やっと掛かった本日最大サイズを最後に納竿。ラストは本日最大サイズこの潮位じゃ〜もう釣りにならんわな…もう無理っス!わずか90分の釣りだったけど7匹と予想よりは釣れた。コレだけ釣れればヨシとしましょう!今朝の寒さだったから、とりあえず顔だけ見れればヨシとしよう!と思ってたんだけど、予想外に釣れて楽しかった。釣れたエビ様たちは元気にお帰りになられました。願わくばもうちょっと粘りたかったけど、アレだけ水が無くなったら厳しいな〜テナガエビって多摩川本流の深いところには行かないと思うから、潮位が低くなってもどこか浅場の溜まり場みたいのがあると思います。ソレを探すのも面白そうだけど、エビの避難所を荒らすのもどうかとも思う。とりあえず、2025年のテナガエビシーズンが始まりました。今年はどれほど釣れるのか知らないが、短いエビ釣り期間を楽しみたいと思います。ど〜せ!GWはなんの予定もねぇ〜し!!ここで宣伝です!オッサンがエビサイズの計測をしているスケールの販売を始めました。結構お問い合わせを頂いてて、んだば!商売しちゃおっかな〜って思ったんだけど、実際に売るとなると、材料確保が面倒臭かったり、製作にとても気を使うやらでテンヤワンヤ…正直、利益なんてほとんど無くて商売になりませんが、もしよかったら覗いてみて下さい。販売しているのは、オッサンがいつも使っているスケールに改良を加え、なるべく丁寧に作っているので、幾分マシだと思います。オッサン公式?スケールはコチラからどうぞ!売り切れだったり、怠けて作ってなかったりで、売ってなかったら申し訳ないです。なるべく頑張って製作します。